【PHEV導入も決定】NEV販売は3年連続世界No.1!勢いに乗るBYDが日本市場の事業プラン発表

公開 : 2025.01.25 07:05

2025年末にはPHEVを日本市場に導入予定

最後は、BYDオートジャパンの東福寺厚樹代表取締役社長のプレゼンテーション。

2024年、BYDはグローバルで前年比41%増の425万370台の乗用車を販売し、そのうち日本では前年比58%増の2223台を販売した。

東京オートサロン2025で日本初公開したシーライオン7を展示。
東京オートサロン2025で日本初公開したシーライオン7を展示。    BYD

2024年は、プロダクトではATTO3のマイチェン、ドルフィンに初の限定車、そしてシールの新規導入が行われた。体験機会では、全国キャラバン、各地での試乗会、イベントやタイアップなどを展開。そしてコミュニケーションでは、長澤まさみさんを用いたCM展開などで注目を集めた。

日本市場では、2024年は輸入車ブランド全体に占めるEV比率は10.7%と、昨年の9.3%からアップしている。日本のEV市場では、主役はインポートEVといえるだろう。

そんな日本のEV市場に、BYDオートジャパンが新たに送り出すのが、東京オートサロン2025で初公開されたクロスオーバーSUVのBEV『シーライオン7』だ。RWDとAWDを設定し、一充電走行距離は、RWDが590km、AWDが540kmとされている。車両価格をはじめ詳細なスペックは未発表だが、4月に発売を予定している。

だが昨今、世界の電動化の流れにおいては『EVの多様化』が加速している。BEVはオワコン、踊り場といわれ停滞気味な傾向もある一方、HEV(ハイブリッド車)やPHEVは好調だ。BYDにおいても、2024年はPHEVが58.5%、BEVが41.5%とPHEVの販売台数がBEVを上回っている。

そんな状況と日本市場のよう急に対応すべく、BYDオートジャパンもPHEVを日本市場に導入する。車種などは未発表だが、2025年末の導入に向けて、詳細はあらためて発表される。

記事に関わった人々

  • 執筆

    篠原政明

    Masaaki Shinohara

    1958年生まれ。某自動車雑誌出版社をめでたく? 卒業し、フリーランスのライター&エディターに。この業界に永くいるおかげで、現在は消滅したものを含めて、日本に導入されている全ブランドのクルマに乗ってきた……はず。クルマ以外の乗りものもけっこう好きで、飛行機や鉄道、さらには軍事モノにも興味があるらしい。RJC会員。
  • 編集

    平井大介

    Daisuke Hirai

    1973年生まれ。1997年にネコ・パブリッシングに新卒で入社し、カー・マガジン、ROSSO、SCUDERIA、ティーポなど、自動車趣味人のための雑誌、ムック編集を長年担当。ROSSOでは約3年、SCUDERIAは約13年編集長を務める。2024年8月1日より移籍し、AUTOCAR JAPANの編集長に就任。左ハンドル+マニュアルのイタリア車しか買ったことのない、偏ったクルマ趣味の持ち主。

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