高級ブランド『デンツァ』が007俳優ダニエル・クレイグとコラボ 最高出力950ps超? 電動スポーツカー、今夏公開へ

公開 : 2026.03.28 07:05

BYDの高級車ブランドであるデンツァ(騰勢)は今年7月、英グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードにて新型スポーツカーを発表する予定です。フラッグシップの高性能モデルで、出力は950psを超える可能性も。

7月のグッドウッドで発表予定

BYDの高級車ブランドであるデンツァ(騰勢、Denza)は、新型のフラッグシップスポーツカーの画像を初めて公開した。今夏、英国で開催されるグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードで正式発表の予定だ。

この画像は、長年にわたり映画『007』シリーズ初で主人公のジェームズ・ボンド役を演じてきた俳優ダニエル・クレイグとのコラボレーションの一環として公開された。昨年の上海モーターショーで披露された『Z』コンセプトをほぼ踏襲していることがわかる。

俳優ダニエル・クレイグとのコラボレーションの一環で公開された新型スポーツカー
俳優ダニエル・クレイグとのコラボレーションの一環で公開された新型スポーツカー    デンツァ

デンツァのラインナップの頂点に位置し、シューティングブレーク『Z9 GT』、ミニバン『D9』、SUV『B5』の上位モデルとなる見込みだ。

技術的な詳細はまだ明らかになっていないが、デンツァによると、ステア・バイ・ワイヤ、磁性流体サスペンション、そして先進技術を駆使したドライバー志向のハイテクなコックピットを採用しているという。

Z9 GTと同じトリプルモーター駆動システムを採用する可能性があり、その合計出力は950psを超えるかもしれない。「カニ歩き」や「タンクターン」など、特徴的な機能も引き継がれるだろう。

ハイテク重視のフラッグシップへ

BYDのステラ・リー副社長は以前、AUTOCAR UK編集部の取材に対し、英国への導入計画を正式に認めている。リー氏は「グッドウッドへ招待したい」と述べ、7月のグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードで新型車を展示した後、販売開始することを明らかにした。

コンセプトモデルは『Z』と命名されていたが、リー氏によれば量産バージョンの車名は「秘密」であり、異なるネーミングとなる可能性もあるという。

昨年公開されたコンセプトカー『Z』
昨年公開されたコンセプトカー『Z』

新型車は、欧州においてデンツァのプレミアム性と走行性能を象徴する重要なフラッグシップモデルとなる。リー氏は、既存の競合ブランドに対するデンツァの優位性として、技術力に重点を置いていると強調した。

「他ブランドが新しい高級車を発売するときは、単にエンジンを強力にしたり、インテリアデザインをエモーショナルにしたりするだけで、根本的な革新はありません」

一方、Z9 GTはタンクターンやドリフト、半自動運転、0-100km/h加速2.7秒、超急速充電「フラッシュチャージ」を実現している。デンツァはこうした技術をブランドのマーケティング戦略における柱とする。

「これはテクノロジーを用いて、真の意味でエレガンスを再定義するものです」とリー氏は語った。「『本当に試乗したい』と言っていただけるようなクルマを目指します」

記事に関わった人々

  • 執筆

    フェリックス・ペイジ

    Felix Page

    役職:副編集長
    AUTOCARの若手の副編集長で、大学卒業後、2018年にAUTOCARの一員となる。ウェブサイトの見出し作成や自動車メーカー経営陣へのインタビュー、新型車の試乗などと同様に、印刷所への入稿に頭を悩ませている。これまで運転した中で最高のクルマは、良心的な価格設定のダチア・ジョガー。ただ、今後の人生で1台しか乗れないとしたら、BMW M3ツーリングを選ぶ。
  • 執筆

    チャーリー・マーティン

    Charlie Martin

    役職:編集アシスタント
    2022年よりAUTOCARに加わり、ニュースデスクの一員として、新車発表や業界イベントの報道において重要な役割を担っている。印刷版やオンライン版の記事を執筆し、暇さえあればフィアット・パンダ100HP の故障について愚痴をこぼしている。産業界や社会問題に関するテーマを得意とする。これまで運転した中で最高のクルマはアルピーヌ A110 GTだが、自分には手が出せない価格であることが唯一の不満。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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