【価格は5億円オーバー】電動化とは真逆の方向性!敢えてアナログも採用するパガーニ・ウトピア・ロードスター日本でお披露目

公開 : 2025.04.07 11:45

パフォーマンスはクーペと同様

パワートレーンはウトピア・クーペと同様、メルセデスAMGが手がけた6リッター V12ツインターボエンジンをミドに搭載する。最高出力864hpと最大トルク112.16kg-m/1100Nmに変わりはない。

Xトラック社とのコラボレーションで製作されたトランスミッションは、パドルで操作できる7速AMTか、芸術的な仕上がりのチタン製のシフトゲートを備える7速マニュアルギアボックスを選ぶことができる。最高速度は350km/hで電子リミッターが作動する。

敢えてアナログのメーターを採用し、独自の魅力を作り上げている。
敢えてアナログのメーターを採用し、独自の魅力を作り上げている。    上野和秀

カーボンファイバーとチタニウムを用いたモノコックシャシーは、オープン化に伴う補強に頼らず再設計した結果、構造剛性を高めて車両乾燥重量はクーペと変わらぬ1280kgを実現した。この車重は12気筒エンジンを搭載する現代のスーパーカーとしては、驚異的な軽さといえる。

ドアはクーペ同じエレガントな姿で開閉するバタフライキネマティクスを採用する。フロントカウルは前ヒンジ、リアカウルは後ヒンジでそれぞれ開閉する。

目をリアに移せば、象徴的な4つのエキゾーストリングを中心とするデザインが、パガーニ・ファミリーの一員であることを主張する。

ホイールは、運転席側にブラッシュドシルバーの新型ロードスターホイール、助手席側にはエアロブレードパールベージュの新型ダイヤモンドカットホイールが装着されていた。タイヤはウトピアのために専用開発されたピレリPゼロ・ロフェオRSを組む。

価格は5億円オーバー

パガーニ・ウトピア・ロードスターは、クーペが90台の限定生産だったのに対し、全世界限定130台が生産される。しかし、既に全車完売となっている。日本へは4台の導入が決定している。

車両本体価格は312万ユーロ(約5億544万円)だが、ここにオプションなどの特別装備分が加わる。価格はモデナ渡しのため、日本までの輸送費や登録のために費用が別途必要となる。

エンジンの横にカーボン製コンパートメントを備えるのはパガーニの伝統だ。
エンジンの横にカーボン製コンパートメントを備えるのはパガーニの伝統だ。    上野和秀

ほかにも、パガーニを象徴する楕円があしらわれた、お揃いのスーツケースがふたつ用意される。このケースはエンジンの横にあるカーボン製コンパートメントに収納できる。このほかヘッドレストの後ろにすっきりと収納できるふたつのガーメントバッグも用意される。

ローンチ用にまずショーカーが2台生産されており、カスタマー向けは注文の仕様が確定後に製作される。オーダーが既に確定したオーナーのウトピア・ロードスターは、この3月から生産を開始した。

パガーニ・ウトピア・ロードスターのスペック

全長×全幅×全高:4673×2060×11165mm
ホイールベース:2796mm
車両重量:1280kg
エンジン形式:V型12気筒SOHCツインターボ
ボア×ストローク:82.6×93.0mm
排気量:5980cc
最高出力:635kW(864HP)/6000rpm
最大トルク:1100Nm(112.16kg-m)/2800-5900rpm
ギアボックス:7速MT/7速AMT
最高速度:350km/h リミッター作動時
サスペンション:F&Rダブルウイッシュボーン
タイヤ:F265/35R21 R325/30R22
ブレーキ:ブレンボ製ベンチレーテッドカーボンセラミック
Fφ410×t38ローター+6ポッドキャリパー
Rφ390×t34ローター+4ポッドキャリパー
価格:312万ユーロ~(約5億544万円~)

エンジンはV型12気筒SOHCツインターボ。864HP/1100Nmのスペックを誇る。
エンジンはV型12気筒SOHCツインターボ。864HP/1100Nmのスペックを誇る。    上野和秀

記事に関わった人々

  • 執筆 / 撮影

    上野和秀

    Kazuhide Ueno

    1955年生まれ。気が付けば干支6ラップ目に突入。ネコ・パブリッシングでスクーデリア編集長を務め、のちにカー・マガジン編集委員を担当。現在はフリーランスのモーター・ジャーナリスト/エディター。1950〜60年代のクラシック・フェラーリとアバルトが得意。個人的にもアバルトを常にガレージに収め、現在はフィアット・アバルトOT1300/124で遊んでいる。
  • 編集

    平井大介

    Daisuke Hirai

    1973年生まれ。1997年にネコ・パブリッシングに新卒で入社し、カー・マガジン、ROSSO、SCUDERIA、ティーポなど、自動車趣味人のための雑誌、ムック編集を長年担当。ROSSOでは約3年、SCUDERIAは約13年編集長を務める。2024年8月1日より移籍し、AUTOCAR JAPANの編集長に就任。左ハンドル+マニュアルのイタリア車しか買ったことのない、偏ったクルマ趣味の持ち主。

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