【運転、上達してるかも】ひたちBRTで、レベル4自動運転バスを体験!

公開 : 2025.05.25 07:05

初心者マークが取れてきた?

僕は10年ぐらい前から、国内外で移動サービスの自動運転にいろいろ接してきたが、しだいに運転が上達していると実感している。運転免許取り立てのドライバーが、経験を積んでいくような印象だ。

茨城交通の担当者も、最初は加速やブレーキ、ハンドル操作などがぎこちなく不安もあったが、細かい動作ひとつひとつを改善していくことで、路線バスとしての営業運行が開始できるレベルになったと答えていた。

大甕駅前に到着した自動運転バス。駅前ローターリーもスムーズに走行。
大甕駅前に到着した自動運転バス。駅前ローターリーもスムーズに走行。    森口将之

大甕駅では駅前のロータリーにある停留所に停車するが、その動きもまたスムーズだった。僕は自動運転区間の終点である、河原子BRT停留所で下車。車両と停留所との隙間がほとんどないことに気づいて、こうした部分まで自動運転が行き届いていることを教えられた。

帰りは普通のバスで大甕駅前まで向かい、後続の自動運転バスを撮影後に乗車し、おさかなセンターに戻った。

ひたちBRTでは今後、国内初の車内無人での路線バス営業運行を、2026年度中に実施することを目指していくという。乗務員がいなくなると、スマートフォンのアプリなどで乗車予約をすることになるので、車両とアプリを連動させることで、乗降客のいないバス停は通過するという制御はできるだろう。

車いす利用者の対応も、デジタル障害者手帳との連携で、自動でスロープを出し入れできれば、車両と停留所の隙間は小さいので、可能ではないだろうか。

人口減少と高齢化が続く中では、バスの運転士不足が解消されることは難しい。だからこそ移動サービスの自動運転レベル4は重要であり、一般道を含めて普及が進んでいってほしいと思った。

記事に関わった人々

  • 執筆 / 撮影

    森口将之

    Masayuki Moriguchi

    1962年生まれ。早稲田大学卒業後、自動車雑誌編集部を経てフリーランスジャーナリストとして独立。フランス車、スモールカー、SUVなどを得意とするが、ヒストリックカーから近未来の自動運転車まで幅広い分野を手がける。自動車のみならず道路、公共交通、まちづくりも積極的に取材しMaaSにも精通。著書に「パリ流環境社会への挑戦」(鹿島出版会)「MaaSで地方が変わる」(学芸出版社)など。

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