日本が世界に誇る画期的なクルマ 24選(前編) オートザムAZ-1からホンダS2000、マツダRX-7まで

公開 : 2026.01.22 11:25

世界有数の自動車大国である日本。これまで高い技術力と革新性、そして時には奇想天外なアイデアで人々を驚かせ、楽しませてきました。今回はAUTOCAR英国編集部が「最高の日本車」を24台厳選します。

技術と革新、そして奇想天外なアイデア

世界でも類まれな、卓越した技術力を誇る日本。その長い歴史と伝統が、興味深く楽しいクルマを数多く生み出す一助となっている。また、缶入りホットコーヒーを販売する道端の自動販売機など、独特の文化を持つ国だからこそ、一風変わったアイデアを形にしてきたという側面もある。

本稿では、AUTOCAR英国編集部が世界的に重要かつ素晴らしい日本車を厳選し、アルファベット順で24台紹介する。

世界に大きな影響を与えた日本の名車を24台取り上げる。
世界に大きな影響を与えた日本の名車を24台取り上げる。

(翻訳者注:各モデルの名称、装備、性能などは基本的に海外仕様に準じます。)

オートザムAZ-1

「小型化」は日本が得意とする伝統芸能的な技術であり、オートザムAZ-1はその好例と言える。マツダが生産したAZ-1は、厳しい軽自動車規制を満たしながらも、ミニスーパーカーのような外観を持つ非常にユニークな存在となった。ミドシップに搭載された657ccターボチャージャー付き3気筒エンジンはわずか64psしか出ないが、7000回転まで軽快に回る。さらに車両重量はわずか720kgで、0-97km/h加速8.0秒と十分な性能を発揮する。

マツダはボディキットやホイール、サスペンション、さらにはリミテッドスリップデフといった高性能パーツを「マツダスピード」ブランドとして提供した。スズキ版のキャラは531台の販売に留まったが、AZ-1は4392台を売り上げた。いずれも現在では希少価値の高いコレクターズアイテムとなっている。

オートザムAZ-1
オートザムAZ-1

ダイハツ・シャレードGTti

1990年代後半、排気量1.0Lあたりの出力が100psというのはレーシングカーの領域だった。しかし、ダイハツ・シャレードの高性能モデルであるGTtiでは、993cc直列3気筒エンジンからこの数値を絞り出している。ターボチャージャーによって標準仕様よりも出力を高め、0-97km/h加速7.7秒を達成。軽量ホットハッチと呼べる仕上がりとなった。

シャレードGTtiの特徴は加速性能だけではない。シャープな外観と、それに見合う優れたハンドリングも持ち合わせている。シャレードはラリーカーとしても驚くほど有能で、英ロンバードRACラリーやサファリ・ラリーなど多様なイベントで活躍した。1993年にGTtiの後継として登場したGTiも楽しいが、やはりGTtiが至高である。

ダイハツ・シャレードGTti
ダイハツ・シャレードGTti

ダットサン240Z

1960年代後半、手頃で信頼性の高い日本製のバイクが二輪業界を揺るがしていたのと同様に、ダットサン240Z(日本名:フェアレディZ)は四輪スポーツカー界に革命をもたらした。1969年に発売された240Zは、153psの6気筒エンジンを搭載し、0-97km/h加速8.1秒という性能を発揮。英国のMGBを上回った。

オープンモデルは存在しなかったが、1974年に登場した260モデルを含めると、62万2649台が販売された。特に米国では大きな成功を収めている。

ダットサン240Z
ダットサン240Z

ヒットした理由は明白だ。アルブレヒト・ゲルツ氏がデザインした流麗なクーペフォルムに加え、卓越したハンドリング性能を備え、欧州のライバル車のような頻繁なメンテナンスも必要としなかった。

記事に関わった人々

  • 執筆

    AUTOCAR UK

    Autocar UK

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の英国版。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

日本が世界に誇る画期的なクルマ 24選の前後関係

前後関係をもっとみる

関連テーマ

おすすめ記事

 

人気記事