【多くのブランドがマイナスを記録】軽高登低が継続中 2026年3月期および2025年度の新車販売台数

公開 : 2026.04.02 07:45

2026年3月期および2025年度の新車販売台数(速報値)が発表されました。新車販売は軽自動車が好調も登録車が不振の“軽高登低”が継続し、2026年3月期では3カ月連続、2025年度では4年ぶりのマイナスとなりました。

2026年3月期および2025年度の新車販売台数

日本自動車販売協会連合会と全国軽自動車協会連合会は、2026年3月期および2025年度(2025年4月~2026年3月)の新車販売台数(速報値)を発表した。

日本自動車販売協会連合会がまとめた登録車の2026年3月期の新車販売台数は、前年同月比7.3%減の30万5976台と3カ月連続でのマイナス。

3月期の軽自動車の新車販売台数は、前年同月比8.7%増の18万4664台と4カ月連続でのプラスに。
3月期の軽自動車の新車販売台数は、前年同月比8.7%増の18万4664台と4カ月連続でのプラスに。    平井大介

一方、全国軽自動車協会連合会がまとめた2026年3月期の軽自動車の新車販売台数は、同8.7%増の18万4664台と4カ月連続でのプラスとなり、前月と同様に“軽高登低”の傾向が続く。

結果として、トータルでの2026年3月期の新車販売台数は同1.8%減の49万640台と3カ月連続での前年実績割れとなった。

一方で2025年度の新車販売台数は、登録車が前年度比3.5%減の284万5316台と4年ぶりのマイナス、軽自動車が同3.8%増の168万8446台と2年連続のプラスとなり、トータルでの新車販売台数は同0.9%減の453万3782台と4年ぶりに前年度の成績を下回った。

登録車の2026年3月期のブランド別新車販売台数

前月と同様にスズキ(前年同月比16.0%増の1万7587台)、三菱自動車(同4.6%増の6095台)、ダイハツ(同40.0%増の3003台)がプラスを達成。対して、トヨタ自動車(同6.8%減の13万3974台)やホンダ(同7.4%減の4万1544台)、日産自動車(同12.2%減の2万8952台)、マツダ(同10.5%減の1万4260台)、スバル(同37.8%減の7437台)、レクサス(同32.0%減の6062台)は前年実績割れが続いた。

一方で貨物車のブランドは、いすゞ自動車(同7.2%増の9917台)と三菱ふそう(同15.4%増の3994台)がプラスを維持。

対してUDトラックス(同3.8%減の1716台)は減少に転じ、また日野自動車(同8.5%減の4039台)はマイナスが継続した。

2025年度の結果は?

2025年度で見ると、スズキやダイハツ、いすゞ自動車、三菱ふそうなどが前年実績を超えたものの、多くのブランドがマイナスを記録。

とくに、新型車の投入が滞ったホンダ(前年度比12.0%減の33万3137台)と経営再建計画「Re:Nissan」を進行中の日産自動車(同19.0%減の22万7277台)の苦戦が目立った。

前年同月比23.6%増の5万9488台を販売したダイハツが3カ月ぶりでのシェアトップに就いた。
前年同月比23.6%増の5万9488台を販売したダイハツが3カ月ぶりでのシェアトップに就いた。    平井大介

軽自動車の2026年3月期のブランド別新車販売台数については、前年同月比23.6%増の5万9488台を販売したダイハツが3カ月ぶりでのシェアトップに就く。

最大のライバルのスズキは同3.7%減の5万4946台にとどまり、4542台の差で第2位に陥落した。

また、日産自動車は同20.4%増の2万3422台、三菱自動車は同52.0%増の1万324台とプラスを継続したが、ホンダは同9.4%減の2万8493台と前年実績割れが続く。

一方、OEM供給を受けるブランドではマツダが同9.9%増の4297台とプラスに転じ、またトヨタ自動車が同25.9%増の2165台、スバルが同15.0%増の1517台とプラスを維持した。

2025年度の実績では、スズキが前年度比4.8%減ながら55万6632台を売り上げて3年連続でのトップに立ち、最大のライバルのダイハツは同23.5%増を達成したものの53万4969台にとどまる。

また、三菱自動車は前年度と同様にプラスを維持した一方、ホンダと日産自動車は前年実績割れが続いた。

記事に関わった人々

  • 執筆

    大貫直次郎

    Naojiro Onuki

    1966年型。早稲田大学卒業後、自動車専門誌や一般誌などの編集記者を経て、フリーランスのエディトリアル・ライターに。愛車はポルシェ911カレラ(930)やスバル・サンバー(TT2)などのほか、レストア待ちの不動バイク数台。著書に光文社刊『クルマでわかる! 日本の現代史』、アシェット・コレクションズ・ジャパン刊『国産名車コレクション』シリーズなど。
  • 編集

    AUTOCAR JAPAN

    Autocar Japan

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の日本版。

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