【第11回】森口将之の『もびり亭』にようこそ:島国だからこそ船旅を満喫しよう

公開 : 2025.08.13 17:05

『レモン推し』の島は見どころ豊富

初めて上陸した初島は、公園やプール、グランピング、アスレチックなどいろいろ充実していて、昔行ったことのある妻曰く「ホテル以外何もなかった」島とは別物になっていました。

なかでも目立っていたのは、レモンをモチーフとしたオブジェや看板です。日本初栽培地ということでレモンを推しており、栽培も始めようとしているとのこと。船内の売店にはレモンを生かした飲み物や食べ物がいくつか置いてありました。

島内にあるアジアンガーデンR-Asia。
島内にあるアジアンガーデンR-Asia。    森口将之

それでいて島内にはさまざまな花や木が育ち、野鳥が暮らすなど、離島ならではの自然もふんだんに残っています。丘の上にそびえる初島灯台は、日本では数少ない、一般の人でも登れる灯台で、360度のオーシャンビューは希少な体験でした。

さらに初島港からすぐの海岸沿いには海の食材をメインにした食堂が並んでいて、目の前の海で獲れた海の幸を満喫できるし、砂浜はないものの海水浴やシュノーケリング、スキューバーダイビングやフィッシングも楽しめるそうです。

久しぶりに船に乗って感じたのは、クルマよりもずっと、デザインの自由度があることです。ジェット船を除けばシートベルトは不要だし、船内は広く、デッキもあるなど、いろいろなチャレンジができそうな、クリエイティブな乗り物だと感じました。

それと船には、いつもと違う場所から景色を眺められるという新鮮さもあります。今回は熱海の海岸を海から見ることができたことが印象的でした。日本は島国なのだから、もっと船に乗ろうと思ったのでした。

記事に関わった人々

  • 執筆 / 撮影

    森口将之

    Masayuki Moriguchi

    1962年生まれ。早稲田大学卒業後、自動車雑誌編集部を経てフリーランスジャーナリストとして独立。フランス車、スモールカー、SUVなどを得意とするが、ヒストリックカーから近未来の自動運転車まで幅広い分野を手がける。自動車のみならず道路、公共交通、まちづくりも積極的に取材しMaaSにも精通。著書に「パリ流環境社会への挑戦」(鹿島出版会)「MaaSで地方が変わる」(学芸出版社)など。

森口将之の『もびり亭』にようこその連載

連載をもっとみる

おすすめ記事

 

人気記事