お尻より高いつま先 アストン マーティン・ヴァルハラ(1) 1079psの最新HVスーパーカーとは?

公開 : 2025.08.14 19:05

お尻の位置よりつま先が高い運転姿勢

ボディサイズは全長4565mm、全幅1950mm、全高1161mm。レヴエルトより25mm低く、フェラーリSF90に並ぶ。

ドアが大きく開き、乗降性は悪くない。低い位置のシートへ腰を下ろすと、エキゾチックなインテリアが迎えてくれる。リサイクルされたという鍛造カーボンが露出し、ドアノブは本物のメタル。隅々まで高品質な素材が用いられている。

アストン マーティン・ヴァルハラ(プロトタイプ)
アストン マーティン・ヴァルハラ(プロトタイプ)

運転姿勢は、お尻の位置よりつま先が高い、フォーミュラカー風。プッシュロッド式サスのおかげで、フロントガラスの下端が低く抑えられている。

六角形へ近いステアリングホイールの裏へ、シフトパドルが備わる。常に握ったままで済むなら、リムはこの形状で良いかもしれないが、固定レシオでロックトゥロックは2.4回転だから、公道では握り変えることになるはず。筆者は、円形の方が好きだ。

この続きは、アストン マーティン・ヴァルハラ(2)にて。

記事に関わった人々

  • 執筆

    マット・プライヤー

    Matt Prior

    役職:編集委員
    新型車を世界で最初に試乗するジャーナリストの1人。AUTOCARの主要な特集記事のライターであり、YouTubeチャンネルのメインパーソナリティでもある。1997年よりクルマに関する執筆や講演活動を行っており、自動車専門メディアの編集者を経て2005年にAUTOCARに移籍。あらゆる時代のクルマやエンジニアリングに関心を持ち、レーシングライセンスと、故障したクラシックカーやバイクをいくつか所有している。これまで運転した中で最高のクルマは、2009年式のフォード・フィエスタ・ゼテックS。
  • 翻訳

    中嶋けんじ

    Kenji Nakajima

    1976年生まれ。地方私立大学の広報室を担当後、重度のクルマ好きが高じて脱サラ。フリーの翻訳家としてAUTOCAR JAPANの海外記事を担当することに。目下の夢は、トリノやサンタアガタ、モデナをレンタカーで気ままに探訪すること。おっちょこちょいが泣き所。

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