フェラーリ308 GTB 50周年の巡礼(1) 18種に及ぶ遺伝子の起源 V12を望んだ騎士団長

公開 : 2025.11.02 17:50

1970年代以降のフェラーリのテンプレート

この発表後、308 GTBの計画は再始動。1968年にフィオラヴァンティが描き出したP6のスタイリングは、両車の指針となることは決まっていた。

シャープなフロントノーズに流麗なサイドライン、切り落とされたようなカムスタイルのテール、ルーフラインをなだらかに結ぶバットレス。1970年代以降、フェラーリが提供したロードカーのテンプレートになったと表現しても、過言ではない。

レオナルド・フィオラヴァンティ氏と、フェラーリ308 GTS クワトロバルボーレ
レオナルド・フィオラヴァンティ氏と、フェラーリ308 GTS クワトロバルボーレ     マックス・エドレストン(Max Edleston)

「(308 GTBの試作モデルと)量産仕様の違いは、主に2つ。フロントとリアのバンパーは、P6へより近づけています。また風洞実験を経て、リアに小さなスポイラーを、フロントにエアダムを追加しています」。彼が説明する。

ボディサイドのエアインテークは、フェラーリのプロトタイプレーサー、P3の影響だと認める。ディーノ206からの流れではないという。美しいシルエットは、タルガトップでもまったく濁されていない。

この続きは、フェラーリ308 GTB 50周年の巡礼(2)にて。

記事に関わった人々

  • 執筆

    サイモン・ハックナル

    Simon Hucknall

    英国編集部ライター
  • 撮影

    マックス・エドレストン

    Max Edleston

    英国編集部フォトグラファー
  • 翻訳

    中嶋けんじ

    Kenji Nakajima

    1976年生まれ。地方私立大学の広報室を担当後、重度のクルマ好きが高じて脱サラ。フリーの翻訳家としてAUTOCAR JAPANの海外記事を担当することに。目下の夢は、トリノやサンタアガタ、モデナをレンタカーで気ままに探訪すること。おっちょこちょいが泣き所。

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