V6、V8、V12内燃エンジンは継続!フェラーリが明かす次の10年に向けた戦略計画【年間平均4台の新車を発表】
公開 : 2025.10.10 07:05
10月9日、フェラーリはキャピタル・マーケット・デイにおいて、2030年に向けた戦略計画および今後の10年間に渡る各種施策を発表。今回はフェラーリ初のEV、通称『エレットリカ』の発表が目玉となりました。
計画は最終段階に近づいている
10月9日、フェラーリは『キャピタル・マーケット・デイ2025』にて、2030年に向けた戦略計画および今後の10年間に渡る各種施策を発表した。
こちらは投資家、メディア、金融アナリストに対して行っているもので、今回はフェラーリ初のEV、通称『エレットリカ』のシャシー&コンポーネント発表が目玉となった。今後はあと3段階に分けて情報が解禁され、車名も違うものになる予定だ。

最高責任者のベネデット・ヴィーニャ氏は、2022~2026年計画における共通の指針は『独自性』、『技術的中立性』、『生産の柔軟性』、『顧客重視』にあり、現在計画は最終段階に近づいていると説明している。
2026年までに計画されている15モデルのうち、既に14モデルを発表。マラネッロにはeビルディングを開設し、電動化に向けた戦略的コンポーネントを社内で生産できる体制を整え、技術的中立性を確保した。新たな塗装工場の建設も開始している。
さらにモータースポーツ分野での成功も挙げたうえで、『市場の需要よりも1台少なく販売する』という創業者エンツォ・フェラーリの信念を守り、希少性を維持することを述べた。
計画が最終段階が見えたところで、次の段階に向けた新たな指針をまとめたのが今回の発表だ。以下は興味深い内容なので、プレスリリースのものを全文そのまま掲載させて頂くことにした。なお以下に書かれていないものとして、V6、V8、V12の内燃エンジンを今後も提供、革新していくことも宣言されたことを補足しておきたい。
2030年に向けた戦略計画および今後の10年間に渡る各種施策
提供価値の独自性:製品、顧客、そして体験
・2026年から2030年の間に、年間平均4台の新型車を発表予定
・フェラーリ・エレットリカは新たなモデルラインとして製品ラインアップに追加
・2030年時点の製品構成は、内燃エンジン(ICE)40%、ハイブリッド40%、電気自動車(EV)20%
・アクティブ顧客数は9万人に達し、2022年比で20%増加
・顧客との距離を縮めるため、東京とロサンゼルスに新たなテーラーメイド・センターを開設
継続的なイノベーションと製品の多様化
・技術的中立性の理念に基づき、スポーツカー開発への継続的な投資を実施
・内燃エンジン、ハイブリッド、電気自動車それぞれの技術革新は、モータースポーツに深く根ざす
・マラネッロにおいて、戦略的電動コンポーネントの設計、エンジニアリング、クラフトマンシップを社内で担うことで、コアコンピタンスをさらに強化
・エレットリカは、ドライビングの興奮、車内体験、実用性において新たなセグメントを開拓
・内燃機関、ハイブリッド、電気エンジンの性能、車両ダイナミクス、車内体験、素材の研究を優先的に推進
ライフスタイルがブランド体験を豊かにし、コミュニティの一体感を強化

・18万人のフェラリスティから4億人以上のティフォシまで、幅広く情熱的な支持層
・ブランドの『インクルーシブでありながらエクスクルーシブ』という二面性は、パーソナルラグジュアリーグッズ、コレクタブル、体験に反映
・戦略はフェラリスティとティフォシの情熱育成に焦点を当て、全体的に高次元かつ階層化された提供を実現。戦略的パートナーシップの強化も推進
・厳選販売拠点の開設:ロンドンとニューヨークに新旗艦店2店舗をオープン
2030年脱炭素化目標:継続的改善への取り組み
・スコープ1およびスコープ2の温室効果ガス(GHG)排出量は、2021年から2024年にかけてすでに約30%削減済みであり、2030年までに2021年比で絶対値ベースで少なくとも90%削減
・スコープ3のGHG排出量は、2021年から2024年の間に車両あたり約10%削減済みであり、2030年までに2024年比で絶対値ベースで少なくとも25%削減
M-TECH ALFREDO FERRARI:マラネッロにおける世界規模の教育プロジェクト
・Mテック・アルフレッド・フェラーリは、次世代の技術者、エンジニアを育成し鼓舞するためマラネッロに設立
・新しい高度教育トレーニングセンターは、フェラーリ、アニエリ財団、マラネッロ、モデナ、エミリア=ロマーニャ州の協力により、顧客の支援も得て実現



























