究極形は赤いTME 三菱ランサー・エボリューション VI(1) グループA直系ハードを再確認
公開 : 2025.12.03 18:05
考えられた人間工学 実用的なラリー・ホモロゲ
インテリアは、ロータス・エリーゼのようなストイックさではないものの、高級感へ浸れるわけでもない。通常のランサーとの違いは限られ、走りの能力を誇示するのは、レカロ社製バケットシートとホワイト・メーターくらいだろう。
人間工学は、良く考えられている。シフトレバーは、自然に左手を下ろした先にあり、ペダルはヒール&トウしやすいポジション。モモ社製のステアリングホイールは、角度の調整域が広く、リムは握りやすい。メーターが隠れることもない。

レカロ・シートの座り心地は絶品。ラリーレイドな見た目だけでなく、しっかり身体を保持してくれる。太ももを受け止めてくれる、長めの座面もうれしい。
内装の水準は、日本の量産サルーン水準。上質ではないが、ドアハンドルやスイッチ類など、製造品質が低いわけではない。大人4名が座れる空間は確保され、荷室も充分に広い。実用的なラリー・ホモロゲーションだ。
走りの印象とスペックは、三菱ランサー・エボリューション VI(2)にて。










































































































