発売から18年のロングセラー!三菱デリカD:5を大幅改良【昨年過去最高販売台数を記録】

公開 : 2025.12.18 13:00

S-AWCを搭載し走破性や操縦安定性を向上

パワートレインは基本的に従来型と変わらないが、四輪制御技術『S-AWC』(スーパー・オールホイール・コントロール)を採用。前後輪トルク配分、左右輪間トルクベクタリング、4輪ブレーキ力を制御する3つのサブシステムが『走る、曲がる、止まる』といった車両運動を、ドライバーにとって違和感がないように継ぎ目なく連続的に統合制御し、クルマの操縦性と安定性を向上させる三菱独自の技術だ。

ドライブモードは、ノーマル/エコ/グラベル/スノーの4つを設定し、あらゆる路面での走破性と安定性を向上する。さらにヒルディセントコントロールも搭載し、滑りやすい坂路の運転をサポートする。ドライブモードのダイヤルはATセレクターの左に備わり、その下にヒルディセントコントロールのスイッチが新たに備わった。

パワートレインは基本的に従来型と変わらないが、四輪制御技術『S-AWC』を採用した。
パワートレインは基本的に従来型と変わらないが、四輪制御技術『S-AWC』を採用した。    平井大介

運転支援技術『eアシスト』は、衝突被害ブレーキに自転車検知機能を追加し、誤発進抑制機能は後退時にも対応するなど、機能を強化した。また、前後バンパーにソナーを搭載したパーキングセンサーも追加して、事故リスクを低減している。さらに、マルチアラウンドモニターはカメラ画質を約3倍に高め、両サイドビュー+フロントビュー画面や、バードアイビュー+透過フロントサイドビュー画面などを追加して視認性を向上させた。

車両価格は、Gが451万円、Gパワーパッケージが474万6500円、Pが494万4500円。なお、いずれのグレードも8人乗りが標準だが、2列目をキャプテンシートとした7人乗りも設定されている。

記事に関わった人々

  • 執筆

    篠原政明

    Masaaki Shinohara

    1958年生まれ。某自動車雑誌出版社をめでたく? 卒業し、フリーランスのライター&エディターに。この業界に永くいるおかげで、現在は消滅したものを含めて、日本に導入されている全ブランドのクルマに乗ってきた……はず。クルマ以外の乗りものもけっこう好きで、飛行機や鉄道、さらには軍事モノにも興味があるらしい。RJC会員。
  • 撮影 / 編集

    平井大介

    Daisuke Hirai

    1973年生まれ。1997年にネコ・パブリッシングに新卒で入社し、カー・マガジン、ROSSO、SCUDERIA、ティーポなど、自動車趣味人のための雑誌、ムック編集を長年担当。ROSSOでは約3年、SCUDERIAは約13年編集長を務める。2024年8月1日より移籍し、AUTOCAR JAPANの編集長に就任。左ハンドル+マニュアルのイタリア車しか買ったことのない、偏ったクルマ趣味の持ち主。

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