920psを鈴鹿で全開テスト!圧巻のコーナリングに感涙 新型スモール・ランボルギーニ『テメラリオ』のディープインパクト(後編)

公開 : 2026.01.03 12:25

2024年のモントレー・カーウイークで初公開され、その後、日本上陸も果たしたスモール・ランボルギーニ、『テメラリオ』をスーパーカー超王こと山崎元裕が初テスト。後編では、鈴鹿サーキットでの全開走行をレポートします。

舞台は鈴鹿サーキット

サンタアガタ・ボロネーゼのランボルギーニ本社をスタート&フィニッシュポイントとして、イタリアのオンロードで、新世代のスモール・ランボルギーニ、『テメラリオ』のファーストドライブを体験してから約1ヵ月。

今度はそのパフォーマンスをさらに限界近くまで楽しむことができるサーキットで、そのステアリングを握る機会に恵まれた。

鈴鹿サーキットでランボルギーニ・テメラリオをテストドライブ。
鈴鹿サーキットでランボルギーニ・テメラリオをテストドライブ。    ランボルギーニ・ジャパン

その舞台はF1日本グランプリの開催でも知られる鈴鹿サーキット。全長5807mのコース内には大小18のコーナーがあるほか、800mのメインストレート、そして1200mの西ストレートがレイアウトされている。

サーキットでのテストドライブは3ラップを1セットとして、それを2回行うというプログラムで行われた。ちなみに1セットは、1ラップ目がウォームアップ、2ラップ目はホットラップ、3ラップ目はクールダウンという流れで、ペースのコントロールは先導車のレヴエルトが、さらに助手席にはインストラクターが同乗し、ドライビングモードやエネルギーモード(ハイブリッドモード)のチョイスなどをアドバイスしてくれる。

とはいえ今回使用したのは『スポルト』と『コルサ』のドライビングモードと、『パフォーマンス』のエネルギーモードの組み合わせのみ。シフトも『マニュアル』のみを選択している。

サーキットでもその印象を崩さない

まずはスポルト・モードからテメラリオの走りを楽しむ。

イタリアでのオンロードドライブで報告したフレームやサスペンション剛性の高さは、より大きな負荷がかかるサーキットにおいても一切その印象を崩すことはない。

ハイブリッドシステムを持つパワーユニットは、スポルト・モードでさらにスパルタンな印象。
ハイブリッドシステムを持つパワーユニットは、スポルト・モードでさらにスパルタンな印象。    ランボルギーニ・ジャパン

ミドに搭載される4LのV型8気筒ツインターボエンジンと、それに組み合わされる1基の、そして前輪を駆動する2基のエレクトリックモーターからなるハイブリッドシステムを持つパワーユニットは、スポルト・モードではさらにスパルタンな印象を強め、8速DCTもまたそのシフト速度を一気に速めてくる。

スポルト・モードは、レヴエルトもまたそうであったように、よりダイナミックな走り、すなわちオーバーステアによる姿勢変化を積極的に楽しみたいというユーザーには最適なドライビングモードだ。

テメラリオには、サイドスリップ角が小さくステアリング操作の負担が少ない『イージードリフト』から、大きなサイドスリップ角を許容する『プロドリフト』まで、ドリフトレベルを調節するための3段階のモードが用意されているが、その機能を最もダイレクトに味わうことができるのはこのスポルト・モードだという。

もちろん今回のドライブではその機能を試すチャンスはなかったが、それはカスタマーのみに許された特別な遊びなのだろう。

記事に関わった人々

  • 執筆

    山崎元裕

    Motohiro Yamazaki

    1963年生まれ。青山学院大学卒。自動車雑誌編集部を経て、モータージャーナリストとして独立。「スーパーカー大王」の異名を持つ。フツーのモータージャーナリストとして試乗記事を多く自動車雑誌、自動車ウェブ媒体に寄稿する。特にスーパーカーに関する記事は得意。
  • 編集

    平井大介

    Daisuke Hirai

    1973年生まれ。1997年にネコ・パブリッシングに新卒で入社し、カー・マガジン、ROSSO、SCUDERIA、ティーポなど、自動車趣味人のための雑誌、ムック編集を長年担当。ROSSOでは約3年、SCUDERIAは約13年編集長を務める。2024年8月1日より移籍し、AUTOCAR JAPANの編集長に就任。左ハンドル+マニュアルのイタリア車しか買ったことのない、偏ったクルマ趣味の持ち主。

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