VW新型『IDポロ』インテリア初公開 高級感ある仕上がりへ 物理ボタン重視で使い勝手も改善

公開 : 2026.01.06 07:25

フォルクスワーゲンが新型EV『IDポロ』のインテリアを初公開しました。物理的な操作系を重視し、ボタンやダイヤルなどを数多く配置。内装材にもこだわり、「海」をモチーフにしたカラーバリエーションとなっています。

年内発売予定の次世代モデル

フォルクスワーゲンは、今年後半に発売予定の新型EV『IDポロ(ID.Polo)』のインテリアを公開した。主要機能に物理ボタンの割り当てを増やしているのが特徴だ。

IDポロは、欧州で比較的安価な2万2000ポンド(約460万円)未満での発売を目指す重要な新製品だ。また、チーフデザイナーのアンドレアス・ミント氏の指揮下で新たなデザイン言語を初めて採用したモデルでもある。ミント氏は顧客からのフィードバックを受け、物理的なスイッチ類の使用拡大を約束している。

『IDポロ』のインテリア
『IDポロ』のインテリア    フォルクスワーゲン

今回公開されたインテリアデザインは、2023年発表のコンセプトカー『ID.2all』によく似ており、タッチスクリーンと物理的な操作系を併用した「プレミアム・ハプティック」と呼ばれる概念に沿って設計されている。

ダッシュボードには10.25インチのデジタルインフォメーションディスプレイと、13インチの横置きインフォテインメントスクリーンが搭載されている。物議を醸した音量・空調操作用のタッチスライダーは廃止され、代わりにスクリーン下部に空調・ハザードランプ用の物理ボタンが並ぶ。インフォテインメントの音量調節や楽曲・ラジオ局切り替え用の回転ダイヤルも備わる。

質感にこだわった内装材

ステアリングホイールの左右のスポークそれぞれに物理ボタンが配置されている。左側はクルーズコントロールなどの運転支援機能、右側はインフォテインメントやその他のシステムを操作するボタンとなる。

使用素材の質感向上にも注力しており、ダッシュボードパネルはファブリック張り、ドアパネルとシートにはトップステッチが施される。内外装のカラーは「海の色合い」をモチーフとしているという。また、シートとドアに使用されるテキスタイルはすべて、再生プラスチックボトルから得られる熱可塑性樹脂で作られている。

『IDポロ』のインテリア
『IDポロ』のインテリア    フォルクスワーゲン

スクリーンはカスタマイズ可能で、ゴルフの初代モデルを模したレトロモードが搭載されている。アナログ風のインパネ表示や、オーディオプレイヤー用のテープデッキを模した表示などが含まれる。一方、インフォテインメント・システムも刷新し、デザインの洗練と操作性の向上を追求。フォルクスワーゲン独自のシステムまたはグーグル・マップに対応した新ナビゲーションプラットフォームを備える。

新型IDポロは、内燃機関モデルの『ポロ』とほぼ同サイズだが、EVならではのフラットフロア設計により室内空間が大幅に拡大している。特に、モーターや主要機構をボンネット下のフロントに集中配置したことで省スペース化を実現。フォルクスワーゲンによると、IDポロの室内空間はゴルフと同等であり、435Lの深いトランクを備えているという。

記事に関わった人々

  • 執筆

    ジェームス・アトウッド

    James Attwood

    役職:雑誌副編集長
    英国で毎週発行される印刷版の副編集長。自動車業界およびモータースポーツのジャーナリストとして20年以上の経験を持つ。2024年9月より現職に就き、業界の大物たちへのインタビューを定期的に行う一方、AUTOCARの特集記事や新セクションの指揮を執っている。特にモータースポーツに造詣が深く、クラブラリーからトップレベルの国際イベントまで、ありとあらゆるレースをカバーする。これまで運転した中で最高のクルマは、人生初の愛車でもあるプジョー206 1.4 GL。最近ではポルシェ・タイカンが印象に残った。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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