フランスが誇る世界最大の自動車博物館 シテ・ド・ロトモビル訪問記(前編) 奇妙な卵型ワンオフから超高級ブガッティまで

公開 : 2026.01.25 11:25

アルファ・ロメオ8C 2300(1932年)

この1932年式アルファ・ロメオ8C 2300のコンバーチブルボディは、スイスのコーチビルダー、グラバーが製作した。180psの直列8気筒エンジンを搭載し、高価だが人気が高く、性能も優れていた。1931年から1934年にかけてル・マン24時間レースをはじめとする数々のレースで勝利を収めた8Cレーシングカーと共通の設計思想を持つ。

アルファ・ロメオ8C 2300(1932年)
アルファ・ロメオ8C 2300(1932年)

アルファ・ロメオ8C 2900(1936年)

このアルファ・ロメオ8C 2900は、1930年代における自動車デザインの急速な進化を如実に示している。先に紹介した8C 2300からわずか4年後であるにもかかわらず、格段にモダンな外観となっている。この個体は1936年のミッレミリアで2位に14分もの大差をつけて首位を走っていたが、途中、電気系統のトラブルでヘッドライトが故障してしまう。イタリア人ドライバーのアントニオ・ブリヴィオ氏は暗闇の中を走り続け、32秒差で優勝を果たした。

(翻訳者注:この記事は「後編」へ続きます。)

アルファ・ロメオ8C 2900(1936年)
アルファ・ロメオ8C 2900(1936年)

記事に関わった人々

  • 執筆

    ロナン・グロン

    Ronan Glon

  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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