米国最大級の廃車置き場で見つけた「お宝」 40選(前編) ジャンクヤード探訪記 100年以上前のクルマも残存

公開 : 2026.02.01 11:05

ダッジ(1920年)

ジャンクヤードで100年前の車両を見つけるのは稀だ。この個体はダッジ・ブラザーズ製で、車体に書かれたメモから1923年から1926年の間の製造と推定される。同社は1900年にホレス・エルジン・ダッジ氏とジョン・フランシス・ダッジ氏の兄弟によって設立され、現在のダッジの前身にあたる。この個体がデトロイトの生産ラインから出た当時は、わずか25年前後の歴史しかない若い会社だった。

ダッジ(1920年)
ダッジ(1920年)

ラサール(1939年)

ラサールは1927年から1940年にかけてキャデラックによって生産され、ゼネラルモーターズ(GM)第2の高級ブランドとして位置づけられていた。この個体は1938年式で、同年に生産された2万3028台のうちの1台である。翌年には販売台数が2万4133台に微増したが、その直後にブランドは廃止されてしまった。

ラサール(1939年)
ラサール(1939年)

パッカード・ピックアップ(1948年)

長い生涯のどこかで、この1948年式パッカードはピックアップトラックに改造されるという数奇な運命を辿った。さらに悪いことに、その改造はかなり安っぽいやり方で行われたため、かつての高級車の面影はなく、どちらかと言えば木造の屋外便所のようになってしまった。

パッカード・ピックアップ(1948年)
パッカード・ピックアップ(1948年)

ランブラー(1962年)

この1962年式ランブラー4ドア・ステーションワゴンは、30年以上も路上を走っていない。それだけに、コンディションの良さには驚かされる。おそらく長い間、誰かのガレージに保管されていたのだろう。所有者はかつての栄光を取り戻すつもりだったに違いない。1つ確かなのは、フレンチレイク・オートパーツに運ばれてからまだ日が浅いということだ。そうでなければ、今頃はボディパネルがいくつも取り外されていただろう。

ランブラー(1962年)
ランブラー(1962年)

キャデラック・ビアリッツ・コンバーチブル(1984年)

キャデラックは1976年にコンバーチブルの生産を中止したが、1984年にエルドラド・ビアリッツとして復活した。公式にはキャデラックの製品だが、コンバーチブルへの改造はアメリカン・サンルーフ社が担当した。販売は振るわず、わずか3300台しか売れていないため、希少な存在だ。

キャデラック・ビアリッツ・コンバーチブル(1984年)
キャデラック・ビアリッツ・コンバーチブル(1984年)

デソート・ファイアドーム(1956年)

ファイアドームは1952年にデソートのフラッグシップモデルとして登場したが、この個体が生産された1956年にはエントリーモデルに格下げされていた。

ファイアドームは最高出力230psの5.4L V8エンジンを搭載し、0-97km/h加速10秒未満を達成した。この個体は4ドア・セダンで、同年出荷された4万4909台のうちの1台である。

デソート・ファイアドーム(1956年)
デソート・ファイアドーム(1956年)

記事に関わった人々

  • 執筆

    AUTOCAR UK

    Autocar UK

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の英国版。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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