秘密の保管庫に眠る欧州フォードの秘宝(後編) 伝説的な『GT』からロータス仕様『コルティナ』まで
公開 : 2026.02.07 11:45
フォード・マスタングMk1ハードトップ(1967年)
2016年まで、フォードは英国でマスタングを公式販売したことはなかった。では、なぜこの1967年式の輸入車がコレクションに置かれているのだろうか? このGT390モデルは2014年までカリフォルニア州の穏やかな環境で過ごし、その後英国に持ち込まれ、完全なオリジナル状態に復元された。1968年の映画『ブリット』でスティーブ・マックイーンが運転したマスタングに似せるため、ダークグリーンの塗装も施されている。
フォードは2017年にオークションでこれを落札し、2018年初頭に発表された新型マスタングのブリット・エディションのプロモーションに利用した経緯がある。

フォード・シエラ・コスワース・サファイア4×4(1990年)
このハンサムなマシンは、1990年当時世界中で最も入手困難なフォード車の1つだった。サファイアRSコスワースは1988年に登場したが、1990年に四輪駆動モデルへと進化した。ターボチャージャー付き2.0L直列4気筒エンジンは223psを発生し、0-97km/h加速6.6秒、最高速度235km/hを誇った。
高い洗練性と、安定したハンドリングにより、当時最も扱いやすい高性能のシエラだった。英国では警察車両として愛用されたが、残念ながら、自動車窃盗犯にも大変人気があった。

フォード・トランジットMk2(1977年)
現在、英国で生産されているフォードの商用モデルは1つもない。しかし、1984年、この後期型トランジットがサウサンプトン工場から出荷された当時は事情が異なる。各地でさまざまな業務に就くトランジットの姿なしに、英国文化を想像することは確かに難しい。
このモデルのパワートレインは1.6L直列4気筒エンジンで、66psを発生する。

ロータス・コルティナ(1963年)
おそらく英国フォードの高性能モデルで最も有名なのは、最も古いモデルの1つでもあるロータス・コルティナだろう。その1.6L 4気筒エンジンは106psを発生し、0-97km/h加速10.1秒、最高速度174km/hを誇った。
しかし、その真価はハンドリングにある。905kgという軽さもあって、当時の基準では非常に機敏で軽快な走りを実現した。平凡なセダンの世界に、ロータスの楽しさをもたらした1台だ。白と緑の塗装も大きな特徴だ。サーキットでは1964年、ジム・クラークの運転でレースシリーズ優勝を果たした。生産台数はわずか3301台で、現存する車両は非常に価値が高い。
































