ダイハツ初の量産EV『e-ハイゼット・カーゴ』、『e-アトレー』発売開始! 初代ミゼットから続く商用車の系譜

公開 : 2026.02.03 07:05

ベース車同等の高い積載性と使い勝手の良さ

もちろん、ベース車同等の高い積載性と使い勝手の良さは変わらない。

e-ハイゼット・カーゴは、大容量バッテリーやeアクスルを床下に最適配置することで、ベース車同等となる軽キャブオーバーバンNo.1の積載スペース(e-ハイゼット・カーゴ4シーター)と最大積載量350kgを確保し、積載性と使い勝手の良さを継承している。

商用だけでなく乗用ユースでも使える上級モデル『e-アトレー』も設定。
商用だけでなく乗用ユースでも使える上級モデル『e-アトレー』も設定。    平井大介

最新の予防安全機能『スマートアシスト』は、ステレオカメラの性能を向上させ、より広範囲な検知、認識が可能となったことで、衝突警報機能(対車両/対歩行者[昼夜])および衝突回避支援ブレーキ機能(対車両/対歩行者[昼夜])を進化させて搭載した。

また、商用だけでなく乗用ユースでも使える上級モデル『e-アトレー』も設定された。ブラック加飾やメッキが特徴的なエクステリアや、黒を基調としたインテリアで質感を向上し、両側パワースライドドアなど、利便性の高い機能を設定している。

車両価格は、e-ハイゼット・カーゴが2シーター/4シーターとも314万6000円、e-アトレー(グレードはRS)が346万5000円。いずれも、駆動方式は2WD(RWD)のみ。

販売目標台数(2車種合計)は月間300台と控えめだが、インフラの充実度と軽商用エンジン車の普及度合いを鑑みての数値だという。まずは大手の法人だけでなく個人事業主にも使ってもらいたいと、1台ずつ、しっかり売り切っていくとしている。

経産省や自治体の補助金はまだ確定していないようだが、このe-ハイゼット・カーゴとe-アトレーの投入で、軽商用車の電動化がどれだけ加速していくのか、期待したいところだ。

ダイハツe-ハイゼットのスペック

ダイハツe-ハイゼット・カーゴ 4シーター
全長×全幅×全高:3395×1475×1890mm
ホイールベース:2450mm
車両重量:1260kg
モーター:交流同期電動機
最高出力:47kW(64ps)/3562〜4500rpm
最大トルク:126Nm(12.9kg-m)/0~3562rpm
バッテリー総電力量:36.6kWh
WLTCモード航続距離:257km
駆動方式:RWD
タイヤサイズ:145/80R12
価格:314万6000円

e-ハイゼットのフロントシート下。電動化しても室内スペースは犠牲にされていない。
e-ハイゼットのフロントシート下。電動化しても室内スペースは犠牲にされていない。    平井大介

記事に関わった人々

  • 執筆

    篠原政明

    Masaaki Shinohara

    1958年生まれ。某自動車雑誌出版社をめでたく? 卒業し、フリーランスのライター&エディターに。この業界に永くいるおかげで、現在は消滅したものを含めて、日本に導入されている全ブランドのクルマに乗ってきた……はず。クルマ以外の乗りものもけっこう好きで、飛行機や鉄道、さらには軍事モノにも興味があるらしい。RJC会員。
  • 撮影 / 編集

    平井大介

    Daisuke Hirai

    1973年生まれ。1997年にネコ・パブリッシングに新卒で入社し、カー・マガジン、ROSSO、SCUDERIA、ティーポなど、自動車趣味人のための雑誌、ムック編集を長年担当。ROSSOでは約3年、SCUDERIAは約13年編集長を務める。2024年8月1日より移籍し、AUTOCAR JAPANの編集長に就任。左ハンドル+マニュアルのイタリア車しか買ったことのない、偏ったクルマ趣味の持ち主。

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