フェラーリ 849テスタロッサ(2) 0-100km/h加速2.3秒切り 8速ATの見事なシンクロ 約8560万円の実力へ惚れる

公開 : 2026.02.04 18:10

陶酔を誘う情感豊かなモデルへ熟成

849テスタロッサが登場したことで、筆者の記憶にある限り、フェラーリのモデルラインナップは過去にないほど魅力的なものになった。40万7617ポンド(約8560万円)というお値段は、眼を見張るものだとしても。

812 スーパーファストは少々過激過ぎたが、12チリンドリは表現力に長けたスーパー・グランドツアラーとして昇華を果たした。プラグイン・ハイブリッドのトップパフォーマー、SF90はやや冷酷といえたが、陶酔を誘う情感豊かなモデルへ熟成を果たした。

フェラーリ 849テスタロッサ(欧州仕様)
フェラーリ 849テスタロッサ(欧州仕様)

フェラーリの主張通り、技術は複雑だとしても、運転体験に複雑さは感じられない。走りの魅力度は、見事なまでに磨かれている。

◯:魅力に溢れる操縦性 SF90譲りの圧巻のパフォーマンス
△:軽くない車重を時々滲ませる

フェラーリ 849テスタロッサ(欧州仕様)のスペック

英国価格:40万7617ポンド(約8560万円)
全長:4718mm
全幅:1999mm
全高:1225mm
最高速度:329km/h
0-100km/h加速:2.3秒以下
燃費:10.8km/L
CO2排出量:212g/km
乾燥重量:1570kg
パワートレイン:V型8気筒3990cc ツインターボチャージャー+トリプル電気モーター
使用燃料:ガソリン
駆動用バッテリー:7.45kWh
最高出力:1050ps/7500rpm(システム総合)
最大トルク:85.6kg-m/6500rpm(システム総合)
ギアボックス:8速デュアルクラッチ・オートマティック(後)/四輪駆動

フェラーリ 849テスタロッサ(欧州仕様)
フェラーリ 849テスタロッサ(欧州仕様)

記事に関わった人々

  • 執筆

    マット・プライヤー

    Matt Prior

    役職:編集委員
    新型車を世界で最初に試乗するジャーナリストの1人。AUTOCARの主要な特集記事のライターであり、YouTubeチャンネルのメインパーソナリティでもある。1997年よりクルマに関する執筆や講演活動を行っており、自動車専門メディアの編集者を経て2005年にAUTOCARに移籍。あらゆる時代のクルマやエンジニアリングに関心を持ち、レーシングライセンスと、故障したクラシックカーやバイクをいくつか所有している。これまで運転した中で最高のクルマは、2009年式のフォード・フィエスタ・ゼテックS。
  • 翻訳

    中嶋けんじ

    Kenji Nakajima

    1976年生まれ。地方私立大学の広報室を担当後、重度のクルマ好きが高じて脱サラ。フリーの翻訳家としてAUTOCAR JAPANの海外記事を担当することに。目下の夢は、トリノやサンタアガタ、モデナをレンタカーで気ままに探訪すること。おっちょこちょいが泣き所。

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