量産初ツインターボの進化 マセラティ・ビトゥルボ(2) ポルシェ911に迫ったカリフ ザガートがルーフ切ったスパイダー

公開 : 2026.03.08 17:50

同時期のポルシェ911に迫る身のこなし

マセラティが開発したメカニカ・アクティヴァと呼ばれる可変サスペンションを、カリフは先駆けて採用。後にビトゥルボへ共通して実装されるが、優れた操縦性も得ていた。

今回の5台では、カーブが連続する道を最も爽快に駆け抜けられる。意欲的な身のこなしは、同時期のポルシェ911に迫る、と表現しても過言ではないだろう。同時に、濡れた路面でのトリッキーさでも並んだといえるが。

マセラティ・カリフ(1988~1993年/英国仕様)
マセラティ・カリフ(1988~1993年/英国仕様)    マックス・エドレストン(Max Edleston)

仕上りは悪くなかったものの、ビトゥルボ・シリーズでは最も小柄な反面、高額な価格がカリフの足を引っ張った。切り立ったリアウインドウに寸詰りなフォルムなど、見た目の訴求力も高くはなかった。生産は5年続いたが、提供は222台に留まっている。

この続きは、マセラティ・ビトゥルボ(3)にて。

記事に関わった人々

  • 執筆

    チャーリー・カルダーウッド

    Charlie Calderwood

    英国編集部ライター
  • 撮影

    マックス・エドレストン

    Max Edleston

    英国編集部フォトグラファー
  • 翻訳

    中嶋けんじ

    Kenji Nakajima

    1976年生まれ。地方私立大学の広報室を担当後、重度のクルマ好きが高じて脱サラ。フリーの翻訳家としてAUTOCAR JAPANの海外記事を担当することに。目下の夢は、トリノやサンタアガタ、モデナをレンタカーで気ままに探訪すること。おっちょこちょいが泣き所。

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