ゴルディーニ、ウィリアムズにアルピーヌ! ルノーが誇る高性能モデル 25選(前編) 情熱をかきたてるフランスの名門
公開 : 2026.02.21 11:45
ルノーは1898年の設立以来、走りに情熱を見出し、常に速さを追い求めてきました。親しみやすい量販車を世に送り出しながら、数多くの高性能車も手掛けています。本特集では象徴的なモデルを25台紹介します。
もくじ
ー象徴的で忘れがたいハイパフォーマンスカー
ー1:ルノー・タイプK(1902年)
ー2:ルノー40CV(1926年)
ー3:ルノー・ドーフィン・ゴルディーニ(1961年)
ー4:ルノー8ゴルディーニ(1964年)
ー5:ルノー12ゴルディーニ(1970年)
ー6:アルピーヌA110(1973年)
ー7:ルノー・アルピーヌA442B(1978年)
ー8:ルノーRS10(1979年)
ー9:ルノー5ターボ(1980年)
ー10:ルノー5 GTターボ(1985年)
ー11:ウィリアムズ・ルノー FW15(1993年)
ー12:ルノー・クリオ・ウィリアムズ(1993年)
象徴的で忘れがたいハイパフォーマンスカー
1898年、ルイ・ルノー氏は自らの名を冠した自動車会社を設立した。それ以来、ルノーはダイヤモンドのロゴを掲げ、常に速さを追い求めてきた。
今日では小型ハッチバックやクロスオーバーが主力となっているが、歴史を振り返ると、素晴らしいハイパフォーマンスモデルを数多く生み出してきた輝かしい実績がある。

最近でも、5ターボ3EやアルピーヌA110ウルティムなどを相次いで発表していることから、ルノーは走りへの情熱を忘れていないようだ。そこで、本特集ではこれまでにルノーが生み出した最高のハイパフォーマンスモデルを25台紹介したい。
1:ルノー・タイプK(1902年)
創業初期、ルイ・ルノー氏はモータースポーツを主要なマーケティング戦略としていた。しかし、1902年になると、自動車の性能向上に伴い競争は激化しつつあった。
そこで、レーシングカーのタイプKに搭載されていたドディオン・ブートン製エンジンを、新たに自社設計した4気筒エンジン(最高出力24ps)に換装した。改良型タイプKはこの新エンジンを最大限に活用し、名高い1902年パリ・ウィーンレースで圧勝。1300km以上を平均時速39マイル(62.5km/h)で完走した。

2:ルノー40CV(1926年)
40CVは20世紀初頭にルノーが生産した高級モデルだ。1910年のパリ・モーターショーで発表され、1922年から1928年まで販売された。当時の欧州自動車の過剰なまでの豪華さを示す好例と言える。一部の仕様では9.0Lエンジンを搭載し、車両重量は2500kg超、全長は5mに達した。つまり、高性能車のベースとしては理想的とは言えないということだ。
ところが驚くべきことに、40CVはモータースポーツで成功を収めた。1925年のラリー・モンテカルロでルノーに勝利をもたらしたことで有名であり、大幅に改造された1926年モデル『NM』(写真)は当時の速度記録をいくつも更新した。

3:ルノー・ドーフィン・ゴルディーニ(1961年)
1955年、ルノーはベストセラー車4CVの後継としてドーフィンを発表した。しかし、1956年にラリーで連勝を重ねると、さらに高性能なバージョンの開発に意欲を示した。
エンジニアのアメデ・ゴルディーニ氏との共同開発により、1961年にドーフィン・ゴルディーニが発表された。この “高性能” モデルは、0-100km/h加速に27秒を要するなど、実際の性能はさほど高くなかった。それで歴史的に重要であり、後に伝説となる「ゴルディーニ」の名を初めて冠したモデルとなった。最も人気が高いのは最高出力55psのホモロゲーション・スペシャル『1093』で、生産台数はわずか2140台にとどまる。



























