5万ポンドで即決購入したマセラティ『メラクSS』 完璧にレストアされた希少な1台 スポーティで快適、壊れても「ほぼ直せる」

公開 : 2026.03.03 12:05

工具と忍耐があれば直せる

メラクのブレーキはパワーアシスト式で、シトロエンの油圧式LHMシステムを採用している。

「ブレーキペダルのストロークがないんです」とシャンさんは言う。「代わりにペダルはしっかりした感触です。どれだけ強く踏むかで制動力が決まります。慣れるまで時間がかかりますが、コツをつかめば最高ですよ」

シャン・ハビブさんのマセラティ・メラク。リアのバットレスが美しい。
シャン・ハビブさんのマセラティ・メラク。リアのバットレスが美しい。    AUTOCAR

信頼性に関しては、シャンさんのメラクはほとんどトラブルを起こしたことがない。あるショーイベントに向かう途中でオルタネーターベルトが切れたことがあり、シャンさんがラジオを交換した後はアース不良により始動トラブルに見舞われた。

「原因の特定は簡単でした。このクルマはかなりシンプルで、適切な工具と少しの忍耐さえあれば、ほとんど何でも直せます」

少なくとも今のところ、シャンさんとメラクは切っても切れない関係だ。

「これは手放せないと思います。確かに、512 BBや365 BBのような1970年代のフェラーリも欲しいんですが、価格帯が全然違いますからね!」

記事に関わった人々

  • 執筆

    ジョン・エバンス

    John Evans

    役職:特派員
    フリーランスのジャーナリストで、AUTOCAR英国編集部の元スタッフ。姉妹誌『What Car?』誌の副編集長や『Practical Caravan誌』の編集長なども歴任した。元自動車ディーラーの営業マンという経験を活かし、新車・中古車市場や消費者問題について幅広く取り扱っている。近年は、これらのニュースや特集記事に加え、アイスクリーム・ワゴンのDIY方法から放置車両の探索まで、さまざまな記事を寄稿している。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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