1台連れて帰るなら? 1950年代の小さな元祖ステーションワゴンたち(2)5ドアの専用設計『スタンダード 10 コンパニオン』

公開 : 2026.03.22 17:50

実用的で小さく可愛いステーションワゴン

3台を並べると、小さく可愛らしい見た目へ魅了されてしまう。実用性も備えたステーションワゴンとして、本質もしっかり備わる。3ブランドそれぞれの個性も宿す。

エスコート 100Eは、1950年代風のボディから、1930年代風なエンジン音が放たれる。可愛いハスキーはヒルマンらしいタフさを漂わせ、10 コンパニオンには快活なファミリーカーらしさが溢れている。

左からスタンダード 10 コンパニオンと、フォード・エスコート100E、ヒルマン・ハスキー・シリーズ2
左からスタンダード 10 コンパニオンと、フォード・エスコート100E、ヒルマン・ハスキー・シリーズ2    マックス・エドレストン(Max Edleston)

モーリス・マイナー・トラベラーの哲学を受け継ぎ、サルーン寄りの快適性を備えた、ステーションワゴンの先駆けとなった。ミニ 1000 HL エステートの登場も導いた。

もし筆者が1台を連れて帰るなら、エスコート 100Eにするだろう。フォード・ヘリテージのユーチューブ・チャンネルへアクセスすると、コメディアン、ハリー・エンフィールド氏が演じる素敵な動画が今でも誘惑してくるので、ご注意を。

協力:フォード・サイドバルブ・オーナーズ・クラブ、スタンダード・モーター・クラブ、ヒルマン・オーナーズクラブ

1950年代の英国製ステーションワゴン 3台のスペック

フォード・エスコート100E(1955~1961年/英国仕様)

英国価格:622ポンド(新車時)/1万ポンド(約210万円)以下(現在)
生産数:3万3131台
全長:3312mm
全幅:1543mm
全高:1600mm
最高速度:114km/h
0-97km/h加速:34.3秒
燃費:12.0km/L
CO2排出量:−g/km
車両重量:832kg
パワートレイン:直列4気筒1172cc 自然吸気 サイドバルブ
使用燃料:ガソリン
最高出力:36ps/4500rpm
最大トルク:7.1kg-m/2500rpm
ギアボックス:3速マニュアル/後輪駆動

スタンダード 10 コンパニオン(1954~1961年/英国仕様)

英国価格:688ポンド(新車時)/1万5000ポンド(約315万円)以下(現在)
生産数:17万2500台(サルーンを含む)
全長:3610mm
全幅:1470mm
全高:1520mm
最高速度:112km/h
0-97km/h加速:35.0秒
燃費:12.0km/L
CO2排出量:−g/km
車両重量:737kg
パワートレイン:直列4気筒948cc 自然吸気 OHV
使用燃料:ガソリン
最高出力:37ps/5000rpm
最大トルク:6.3kg-m/2500rpm
ギアボックス:4速マニュアル/後輪駆動

ヒルマン・ハスキー・シリーズ2(1958~1965年/英国仕様)

ヒルマン・ハスキー・シリーズ2(1958~1965年/英国仕様)
ヒルマン・ハスキー・シリーズ2(1958~1965年/英国仕様)    マックス・エドレストン(Max Edleston)

英国価格:674ポンド(新車時)/8000ポンド(約168万円)以下(現在)
生産数:70万台以上(オーダックス・シリーズ合計)
全長:3797mm
全幅:1537mm
全高:1511mm
最高速度:120km/h
0-97km/h加速:30.0秒
燃費:8.8km/L
CO2排出量:−g/km
車両重量:972kg
パワートレイン:直列4気筒1390cc 自然吸気 OHV
使用燃料:ガソリン
最高出力:51ps/4400rpm
最大トルク:9.9kg-m/2200rpm
ギアボックス:4速マニュアル/後輪駆動

記事に関わった人々

  • 執筆

    アンドリュー・ロバーツ

    Andrew Roberts

    英国編集部ライター
  • 撮影

    マックス・エドレストン

    Max Edleston

    英国編集部フォトグラファー
  • 翻訳

    中嶋けんじ

    Kenji Nakajima

    1976年生まれ。地方私立大学の広報室を担当後、重度のクルマ好きが高じて脱サラ。フリーの翻訳家としてAUTOCAR JAPANの海外記事を担当することに。目下の夢は、トリノやサンタアガタ、モデナをレンタカーで気ままに探訪すること。おっちょこちょいが泣き所。

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