新生BMWアルピナ、初のモデルは『X7』と『7シリーズ』ベースに! 最上級のフラッグシップ、EV導入の可能性も

公開 : 2026.03.20 11:45

新時代を迎えたBMWアルピナ初のモデルは、大型SUV『X7』とセダン『7シリーズ』をベースに開発されます。内燃機関とEVの両バリエーションを検討しており、Mモデルとは大きく異なる仕上がりになるとのこと。

新時代は最上級車からスタート

BMW傘下となったアルピナが最初に発売するモデルは、SUVの『X7』とセダンの『7シリーズ』をベースとする。パワートレインは、内燃機関とEVの両方のバリエーションを検討中だ。

BMWグループは2022年に創業者のボーフェンジーペン家からアルピナを買収した後、1月1日にその経営権を正式に掌握した。新しいブランド名は『BMWアルピナ』となっている。

アルピナXB7
アルピナXB7

「新しいBMWアルピナバッジを装着する最初のモデルは、7シリーズとX7から、つまり(BMW)ブランドの最上位モデルをベースとします」と、BMWグループの研究開発責任者ヨアヒム・ポスト氏は述べた。

独立ブランドとして活動していた以前のアルピナでは、ラインナップの頂点に7シリーズとX7の派生モデルが君臨していた。

7シリーズとX7は今年後半に大幅な改良が行われる予定で、その際に「ノイエ・クラッセ」の新デザインとテクノロジーが導入される。アルピナモデルもこれに続くことになる。

7シリーズは現在、内燃機関モデルとEVモデル(i7)が用意されている。そこでアルピナもEVモデルを導入するのかとの問いに対し、ポスト氏は「わたし達は技術面ではオープンです」と答えた。

Mモデルとは大きく異なる存在に

車両の詳細やブランド戦略全般については依然として非公開だが、ポスト氏は「アルピナはスポーツ性ではなく、スピード、快適性、そしてラグジュアリーを重視しています」とし、これまでと同じ哲学に基づいて設計・構成されると述べた。

現在はBMW傘下となったものの、M部門と重複することなく、独自の特徴を持つ「独立ブランド」として運営される。

アルピナB7
アルピナB7

ポスト氏は次のように述べた。

「アルピナは、パフォーマンスという点においてM部門とは完全に異なります」

「Mには、サーキットで生まれ、公道のために作られるという非常にスポーティな側面があり、もう一方(アルピナ)には、スピード、ラグジュアリー、快適性、そして個別の追求といった側面があります」

Mデザイン責任者のオリバー・ハイルマー氏はAUTOCARの取材に対し、デザインについても同様だと語った。

「当初、何か共通する要素はないかと考えました。過去の実績とその理念を深く掘り下げて検証したところ、両者のアプローチはまったく異なっていたのです」

「現在知られているアルピナは、より成熟した存在と言えるでしょう。一方、Mは常に最高のパフォーマンスを追求しています」

BMWグループは以前、アルピナが高品質な素材とクラフトマンシップに重点を置いた、オーダーメイドオプションの「卓越したラインナップ」を提供すると述べていた。それにより「パフォーマンス、快適性、個性において一切の妥協を許さず、非凡さを追求する愛好家のための特別な逸品」になるという。

記事に関わった人々

  • 執筆

    ウィル・リメル

    Will Rimell

    役職:ニュース編集者
    ニュース編集者としての主な業務は、AUTOCARのニュースの方向性を決定すること、業界トップへのインタビュー、新車発表会の取材、独占情報の発掘など。人と話したり質問したりするのが大好きで、それが大きなニュースにつながることも多い。これまで運転した中で最高のクルマは、アルピーヌA110。軽快な動きと4気筒とは思えないサウンドが素晴らしい。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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