「プアマンズ・フェラーリ」を手に入れた英国在住オーナー 1963年式ルノー・カラベル ルックスこそがすべて

公開 : 2026.05.11 17:25

エンジンを降ろす修理も……

しかし、まだ手付かずの作業が残っている。

「走行距離計は8万1687kmを示していますが、18週間前にスピードメーターが故障してからずっとこの数値です。これを交換するにはエンジンを降ろさなければいけません。燃料計も機能しておらず、修理するにはエンジンの後ろにある燃料タンクにアクセスする必要があるため、これもまたエンジンを降ろさなければいけないんです」

ダニー・マクリーンさんのルノー・カラベル・コンバーチブル1100
ダニー・マクリーンさんのルノー・カラベル・コンバーチブル1100    AUTOCAR

「エンジンを外す必要のあるトラブルがあと1つ起きるのを待っています。そうすればまとめて修理してもらうつもりです。だって、安くは済まないですからね」

ダニーさんのカラベルには、1964年に導入された高出力の1108ccエンジンが搭載されている。以前の956ccエンジンに取って代わったユニットで、さらに発売当初には845ccエンジンが設定されていた。

「初期のエンジンは明らかにパワー不足でした。ただ、わずか55psのこの後期型エンジンも、やはり明らかにパワー不足です!」

「今日ここに来る途中、ウィンブルドン・ヒル(小高い丘がある)を見て『これは面白くなりそうだな』と思いました。それでも、平坦な道、特に曲がりくねった道では、リアエンジン・リアドライブという構造のおかげで、わずかなパワーを最大限に活かしてくれます」

「いずれにせよ、わたしにとってはルックスがすべてです。メタルハードトップを装着したことで、その魅力はさらに増していますね。クリーム色のハードトップが、カラベルの魅力を存分に引き立てていると思います」

記事に関わった人々

  • 執筆

    ジョン・エバンス

    John Evans

    役職:特派員
    フリーランスのジャーナリストで、AUTOCAR英国編集部の元スタッフ。姉妹誌『What Car?』誌の副編集長や『Practical Caravan誌』の編集長なども歴任した。元自動車ディーラーの営業マンという経験を活かし、新車・中古車市場や消費者問題について幅広く取り扱っている。近年は、これらのニュースや特集記事に加え、アイスクリーム・ワゴンのDIY方法から放置車両の探索まで、さまざまな記事を寄稿している。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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