『レンジローバー・ヴェラール』後継、デザイン全面刷新でハイブリッド&EV導入か 次期主力として期待大

公開 : 2026.07.08 07:45

なぜ今、ヴェラール後継が必要なのか

レンジローバー・ヴェラールの後継モデルは、昨年JLRのCEOに就任したPB・バラジ氏の指揮下で発売される初の完全新型モデルとなる。親会社タタの財務責任者を務めていたバラジ氏が舵取りを任された。

JLRは、米国市場における輸入関税の問題、中国市場での激しい競争、そして欧州における新たな「メイド・イン・ヨーロッパ」規則の導入など、数々の課題に直面している。

レンジローバー・ヴェラール(現行)
レンジローバー・ヴェラール(現行)

高価格帯のレンジローバーやディフェンダーよりも販売台数の伸びが期待できる新型車の投入は、こうした荒波を乗り切る上で極めて重要だろう。

世界的に高級EVへの需要が低迷していることを受け、アストン マーティンベントレーロータスポルシェといった多くの自動車メーカーが、ここ数年でラインナップの完全電動化計画を延期または縮小している。JLRも、ジャガーとレンジローバーのフラッグシップEVを計画より遅れて投入するが、これは市場が回復することを見越した判断であるとみられている。

しかし、高級車セグメントの中でも比較的下位の価格帯では、電動パワートレインの人気がはるかに高まっている。実際、BMWは急増する需要に対応するため、ハンガリーのiX3工場に第2シフトを追加している。iX3は発売から最初の2か月間で1万台強の販売を記録した。一方、ボルボもEX60への強い需要を受けて生産を拡大し、メルセデス・ベンツGLCの生産開始から最初の3か月間で、これまでのどのEVよりも多くの受注を獲得した。

記事に関わった人々

  • 執筆

    フェリックス・ペイジ

    Felix Page

    役職:副編集長
    AUTOCARの若手の副編集長で、大学卒業後、2018年にAUTOCARの一員となる。ウェブサイトの見出し作成や自動車メーカー経営陣へのインタビュー、新型車の試乗などと同様に、印刷所への入稿に頭を悩ませている。これまで運転した中で最高のクルマは、良心的な価格設定のダチア・ジョガー。ただ、今後の人生で1台しか乗れないとしたら、BMW M3ツーリングを選ぶ。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

関連テーマ

おすすめ記事

 

Google検索で『AUTOCAR JAPAN』の記事を見つけやすくする方法

人気記事