『レンジローバー・ヴェラール』後継、デザイン全面刷新でハイブリッド&EV導入か 次期主力として期待大
公開 : 2026.07.08 07:45
競争激しいセグメントでどう戦う?
欧州のこのセグメントでは、BMWのi3とiX3、メルセデス・ベンツのCクラスとGLC、アウディのA6とQ6 eトロンなど、多くのライバルが技術的に同一のセダンとSUVをラインナップしている。その中で、従来のボディタイプにとらわれないデザインは競争力向上につながる可能性がある。
ただし、ボディサイズは現行のレンジローバー・ヴェラールに近いものの、同じ名称を引き継ぐかどうかは現時点では未確定である。「ヴェラール」という名称は2018年から市販車に使用されているが、同社の戦略上、どのように位置づけられるのかはまだ定かではない。

この新型車はミドルサイズの電動SUV(EVおよびハイブリッド)であり、ディフェンダー・スポーツと並んで、中期的にJLRの主力製品となることが期待されている。
ライバルとなるBMW、メルセデス・ベンツ、ボルボは、それぞれ航続距離約800kmのロングレンジEVを展開し、300kWを大幅に上回る充電能力を備えている。一方、JLRはEMAプラットフォーム採用車の仕様をまだ公表していないが、急速充電に不可欠な800Vの高電圧システムが搭載される可能性が高い。
EMAはもともとEV専用に開発されていた経緯があるため、大容量バッテリーを収めることも可能になるかもしれない。参考までに、iX3とEX60は、いずれも最大110kWh超のバッテリーを搭載している。
バッテリーも英国国内で生産
EV用バッテリーは、タタ傘下のアグラタス社が40億ポンド(約8600億円)かけて英国サマセット州に建設中のバッテリー工場から供給される予定だ。同工場は来年稼働開始予定で、年間50万個の生産能力を目標としている。
『ディスカバリー・スポーツ』と『レンジローバー・イヴォーク』が生産されているヘイルウッド工場では、EV生産に対応するために5億ポンド(約1080億円)を投じた改修工事が進められている。レンジローバー・ヴェラールの後継モデルはここで生産される見込みだ。

しかし、JLRはすでに、ヘイルウッド工場ではEVに加え、内燃機関車やハイブリッド車も生産できる体制を維持すると表明している。したがって、EMAプラットフォームがハイブリッド車にも対応可能であるという今回の発表から、レンジローバー・ヴェラール後継のEV版およびハイブリッド版が同工場で生産されるものと予想されている。







































