トラブルだらけの英国車、曇らぬ20歳代オーナーの愛情 6年かけて修復した1987年式『ローバーSD1』 長距離も難なく走れるように

公開 : 2026.07.30 17:25

今後の懸念は部品供給

6年間にわたる血と汗と涙の結晶として、リースさんは愛車のヴィテッセに絶対の自信を持っている。

「ここ2年は完璧に走っていますし、長距離ドライブにもずっと安心して使えるようになりました。例えば、英国自動車博物館へ何度か行ったことがありますが、往復約300kmの道のりを何のトラブルもなく走破できました」

リース・モーデンさんのローバーSD1ヴィテッセ
リース・モーデンさんのローバーSD1ヴィテッセ    AUTOCAR

今、唯一の懸念はスペアパーツが尽きてしまうことだという。

「部品の供給業者はほとんど残っておらず、クルマ自体もほとんど見かけません。オーナーが少ないため、将来的に少量生産の部品を発注するのは難しくなるでしょうね」

これは確かに懸念材料であり、すぐには解消されないだろう。しかし、リースさんのSD1ヴィテッセへの愛情を曇らせるようなものではないということは、よくわかる。

記事に関わった人々

  • 執筆

    ジョン・エバンス

    John Evans

    役職:特派員
    フリーランスのジャーナリストで、AUTOCAR英国編集部の元スタッフ。姉妹誌『What Car?』誌の副編集長や『Practical Caravan誌』の編集長なども歴任した。元自動車ディーラーの営業マンという経験を活かし、新車・中古車市場や消費者問題について幅広く取り扱っている。近年は、これらのニュースや特集記事に加え、アイスクリーム・ワゴンのDIY方法から放置車両の探索まで、さまざまな記事を寄稿している。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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