『アウディA6』がフルモデルチェンジで第6世代へ進化 EV版A6 eトロンとは別の内燃機関シリーズがセダンとアバントで登場【画像200枚】

公開 : 2026.08.25 12:05

アウディのICE車として最高の空力性能

アウディらしい、エレガンスとスポーティさを融合したデザインによるボディのCd値は、セダンで0.23、アバントで0.25と、アウディのICE車としては最高の空力性能を誇る。ちなみに、EVのA6 eトロンは0.21を達成している。

インテリアでは11.9インチのバーチャルコクピット、14.5インチのMMIタッチディスプレイ、そして10.9インチのMMIパッセンジャーディスプレイと、インパネ全面にディスプレイが展開。

インテリアは、インパネ全面にディスプレイが展開されている。
インテリアは、インパネ全面にディスプレイが展開されている。    アウディ・ジャパン

16個のスピーカーとフロントヘッドレストスピーカーも備えた高音質の3Dサラウンドやスマートパノラマガラスルーフなど、フラッグシップサルーン&ワゴンにふさわしい装備が充実している。

なお、本国仕様ではクロスオーバーSUVテイストの『A6オールロードクワトロ』も発表されているが、これは日本に導入される予定はないという。

サイズや重さを感じさせない軽快な乗り味

今回の取材車は、セダンの『A6 TFSIクワトロ200kW』。短時間だが試乗もできたので実際に見て、触って、乗ってみた印象も報告しておこう。

1997年に登場した2代目A6セダンからインスパイアされたというスタイルは、アウディらしく流麗。クーペ風のルーフラインは、セダンではあるがA7スポーツバックの後継でもあることを示唆している。

クーペ風のルーフラインは、セダンではあるがA7スポーツバックの後継でもあることを示唆している。
クーペ風のルーフラインは、セダンではあるがA7スポーツバックの後継でもあることを示唆している。    平井大介

低くワイドな大型シングルフレームグリルやスリムなヘッドランプなどは最近のアウディに共通だが、フロントバンパースポイラー両脇のエアカーテンのインテークが精悍さを加えている。リアエンドはスポイラー風に跳ね上げられ、薄くシャープなテールランプがフロントのデザインと呼応している。

コクピットに乗り込めば、アウディらしいデジタルステージが展開し、一見インターフェースは複雑そうだが、思ったより操作性は良い。ただし、短時間の試乗で完全にマスターするのは難しかった。

乗り出しての印象はとにかく静か

乗り出しての印象は、とにかく静かなこと。

撮影車はオプションの255/40R20タイヤを履いていたせいか、そのノイズこそ少し気になったが、それ以外は極めて静か。Q5などと同様のマイルドハイブリッドは低速域はモーターのみで駆動するが、車速が上がってエンジンがかかっても分かりにくい。

乗り出しての印象は、とにかく静かなことであった。
乗り出しての印象は、とにかく静かなことであった。    MazKen

また、スポーツサスペンションやオールホイールステアリング(4WS)もオプション装着していたため、全長5mで車両重量2トン近いクルマとは思えないほど加速は素早く、しかもハンドリングは軽快だ。乗り心地も悪くない。

短時間の試乗でもかなりの好印象だったA6だが、やはり長距離ツーリングも試してみたい。その場合はディーゼルのアバントのほうがいいだろうか、なんて考えるのも楽しくなる、新型A6はそんなクルマだった。

アウディA6 TFSIクワトロ200kWのスペック

全長×全幅×全高:5000×1875×1465mm
ホイールベース:2925mm
車両重量:1980kg
エンジン:直列4気筒DOHCターボ+モーター
総排気量:1984cc
最高出力:200kW(272ps)/5000-6500rpm
最大トルク:400Nm(40.8kg-m)/1600-4500rpm
モーター最高出力:18kW(24ps)
モーター最大トルク:230Nm
トランスミッション:7速DCT(Sトロニック)
駆動方式:フロント縦置き4WD
燃料/タンク容量:プレミアム/61L
WLTCモード燃費:15.2km/L
タイヤサイズ:225/55R18
価格:885万円

記事に関わった人々

  • 執筆

    篠原政明

    Masaaki Shinohara

    1958年生まれ。某自動車雑誌出版社をめでたく? 卒業し、フリーランスのライター&エディターに。この業界に永くいるおかげで、現在は消滅したものを含めて、日本に導入されている全ブランドのクルマに乗ってきた……はず。クルマ以外の乗りものもけっこう好きで、飛行機や鉄道、さらには軍事モノにも興味があるらしい。RJC会員。
  • 撮影 / 編集

    平井大介

    Daisuke Hirai

    1973年生まれ。1997年にネコ・パブリッシングに新卒で入社し、カー・マガジン、ROSSO、SCUDERIA、ティーポなど、自動車趣味人のための雑誌、ムック編集を長年担当。ROSSOでは約3年、SCUDERIAは約13年編集長を務める。2024年8月1日より移籍し、AUTOCAR JAPANの編集長に就任。左ハンドル+マニュアルのイタリア車しか買ったことのない、偏ったクルマ趣味の持ち主。

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