新型RAV4へ寄せた顔つきに トヨタ・ヤリス・クロス FWD(1) 売れ筋クロスオーバーが小改良 堅牢そうでも省コスト感が強い内装

公開 : 2026.09.24 18:05

同クラスの主要な選択肢『トヨタ・ヤリス・クロス』が小変更を受け、見た目は新型RAV4へ寄せた顔つきになりました。滑らかで漸進的なハイブリッドに、軽く正確な操舵感、他社へ誇れる燃費も魅力です。UK編集部が試乗します。

6代目RAV4と雰囲気が寄せられた見た目

2021年に発売されて以降、トヨタヤリス・クロスは小型クロスオーバーの主要な選択肢になってきた。ハイブリッドのカテゴリーで。ハッチバックのヤリス譲りの軽快な走りと、普段使いのしやすさを理由に、英国の路上でも見慣れた存在だ。

それでも、ライバルひしめく該当クラスで生き抜く上で、改善は不可欠。2年ほど前にメカニズムのアップデートを受けているが、2026年仕様として再び手が加えられた。

トヨタ・ヤリス・クロス・エクセル FWD(英国仕様)
トヨタ・ヤリス・クロス・エクセル FWD(英国仕様)

今回の内容は軽微で、主に見た目が中心。ハニカム状になったフロントグリルと、新しいLEDデイライト内臓ヘッドライトを得たことが、わかりやすい違いになる。この顔つきは、好みが分かれるかもしれない。

ドアの下部には、擦り傷から守ってくれる樹脂製パネルが与えられ、アウトドア感も強化された。これらによって、6代目トヨタRAV4と雰囲気が寄せられている。

基本的にシャシーは車高の高いヤリス

パワートレインは、英国仕様の場合、最高出力130psのハイブリッド130へ1本化。115ps仕様は、ラインナップから落ちている。トリムグレードは、アイコン、デザイン、エクセル、GRスポーツの4段階となる。

プラットフォームはトヨタのTNGA-Bで、1.5L 3気筒ガソリンターボはアトキンソンサイクルを採用。2基の電気モーターとe-CVTを組合せた、定評のハイブリッド・システムを実装する。駆動用バッテリーは、電圧178Vのリチウムイオンだ。

トヨタ・ヤリス・クロス・エクセル FWD(英国仕様)
トヨタ・ヤリス・クロス・エクセル FWD(英国仕様)

電気だけで走れる距離は、1.6kmほど。アクセルペダルを軽く傾けると、電動アシストが機能し、ガソリンの消費を抑えてくれる。独立したリアの駆動用モーターでリアアクスルを回す、四輪駆動も選択できる。日常的な未舗装路や雪道で、効果的なはず。

基本的には車高の高いヤリスといえ、サスペンションはそれと共有。前がマクファーソンストラット、後ろがトーションビームという構成になる。英国の主力グレード、エクセルでは、新デザインの18インチ・ホイールを履く。下位グレードは17インチになる。

沢山の物理スイッチに使いやすいタッチモニター

インテリアは、使い勝手や機能性を重視したデザイン。空調にはロータリーダイヤルが残され、シートヒーターやドライブモード、ドアミラーにも、ちゃんと物理スイッチが用意されている。ダッシュボード自体のカタチは、少々時間の経過を感じさせるが。

中央には10.5インチのタッチモニターが備わり、メニュー構成は理解しやすく、反応は素早い。アップルカープレイには無線で対応する。純正ナビも充分に機能するが、手持ちのスマホを活用するオーナーは多く、メーカー側もそれを想定している様子。

トヨタ・ヤリス・クロス・エクセル FWD(英国仕様)
トヨタ・ヤリス・クロス・エクセル FWD(英国仕様)

シートは調整域が広く、ステアリングコラムも前後・上下に調整可能。自分にしっくり来る、運転姿勢を探せるはず。

記事に関わった人々

  • サム・フィリップス

    Sam Phillips

    役職:常勤ライター
    AUTOCARに加わる以前は、クルマからボート、さらにはトラックまで、EVのあらゆる側面をカバーする姉妹誌で働いていた。現在はAUTOCARのライターとして、トップ10ランキングや定番コンテンツの更新、試乗記や中古車レビューの執筆を担当している。最新の電動モビリティ、クラシックカー、モータースポーツなど、守備範囲は広い。これまで運転した中で最高のクルマは、1990年式のローバー・ミニ・クーパーRSP。何よりも音が最高。
  • 中嶋けんじ

    Kenji Nakajima

    1976年生まれ。地方私立大学の広報室を担当後、重度のクルマ好きが高じて脱サラ。フリーの翻訳家としてAUTOCAR JAPANの海外記事を担当することに。目下の夢は、トリノやサンタアガタ、モデナをレンタカーで気ままに探訪すること。おっちょこちょいが泣き所。

トヨタ・ヤリス・クロス FWDの前後関係

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