2026年欧州版 最も注目すべきSUV 10選(後編) 英国でベストセラーモデルになった日本車から、万能型のチェコ車まで

公開 : 2026.09.13 11:50

9. スコダ・エルロック – コストパフォーマンス最高の電動SUV

デザイン:8点 インテリア:9点 パフォーマンス:9点 乗り心地&ハンドリング:8点 コスト:9点
長所:成熟したシャシーのおかげでバランスの取れた走り 広々とした実用的な室内空間 実走行性能と燃費効率に優れる
短所:楽しさよりも、快適性と運転のしやすさを重視 市街地を離れると比較的車体が重く感じられる DCCサスペンションは高価格帯のモデルに限定されている

時には、シンプルなアプローチが最良の結果をもたらすこともある。このスコダ・エルロックにまさに「シンプルかつ賢い」クルマと言えるだろう。洗練されたデザインと幅広いパワートレインの選択肢を備えた、控えめな電動クロスオーバーである。

9. スコダ・エルロック - コストパフォーマンス最高の電動SUV
9. スコダ・エルロック – コストパフォーマンス最高の電動SUV

AUTOCARがおすすめするのは、最大容量のバッテリーと286psのシングルモーターを備えたモデルだ。その価格は3万2000ポンド(約665万円)のエントリーモデルとは対照的に、4万ポンド(約830万円)近くからとなるが、最大600kmの航続距離を実現するこのモデルなら、それだけの価値は十分にあるだろう。

「充電ケーブルを収納し、すぐに取り出せるようにするため、パーセルシェルフの下側にネットが取り付けられている。これは実にシンプルなアイデアだが、スコダが先駆けて実現したものだ」
――マット・ソーンダース(ロードテスト編集者)

同クラスの他のコンパクトSUVと比べても、室内空間の広さや汎用性は遜色ない。必要に応じて、実用性をさらに高める機能を追加することもできる。運転の刺激や楽しさに満ちたEVというわけではないが、そうである必要もない。エルロックは、快適で静かな乗り心地、効率的なパワートレイン、スムーズな走り、そして使い勝手の良さにおいて、他を圧倒している。

10. 日産キャシュカイ – 日常使いに最適なコンパクトSUV

デザイン:8点 インテリア:8点 パフォーマンス:6点 乗り心地&ハンドリング:7点 コスト:8点
長所:インテリアはモダンな印象で、使いやすさも損なわれていない 乗り心地とシートは快適性が高い グーグルベースのインフォテインメント・システムは進歩を遂げている
短所:競合車の方がトランクスペースが広い ステアリングのフィードバックが物足りない エンジンとマニュアル・トランスミッションの相性が悪く、代替となるのはCVT

日産キャシュカイは2022年に英国で最も売れたクルマであり、ヴォグゾールコルサフォード・プーマを上回る販売台数を記録するなど、大きな人気を集めている。現在も多くのユーザーにとって理想的なSUVである。

10. 日産キャシュカイ - 日常使いに最適なコンパクトSUV
10. 日産キャシュカイ – 日常使いに最適なコンパクトSUV

実用的で広々としており、快適であるだけでなく、家族や幼い子供たちによる日常的な酷使にも十分耐えうる堅牢さを備えている。

「手頃な価格のクロスオーバー車ということもあり、最先端のサスペンションが採用されているとは言い難い。したがって、キャシュカイが路面の凹凸をどれだけうまく吸収できるかは、装着されているホイール次第だ」
――イリヤ・バプラート(ロードテスター)

キャシュカイには救数の電動化パワートレインが用意されている。その中には、ガソリンエンジンをベースとしつつも電気モーターで駆動する四輪駆動のハイブリッド、eパワー仕様もある。

おそらく最大の魅力は、運転のしやすさだろう。ほとんどのドライバーに適しており、手頃な価格のクロスオーバー車を探している家族にとって魅力的な1台だ。

記事に関わった人々

  • 執筆

    サム・フィリップス

    Sam Phillips

    役職:常勤ライター
    AUTOCARに加わる以前は、クルマからボート、さらにはトラックまで、EVのあらゆる側面をカバーする姉妹誌で働いていた。現在はAUTOCARのライターとして、トップ10ランキングや定番コンテンツの更新、試乗記や中古車レビューの執筆を担当している。最新の電動モビリティ、クラシックカー、モータースポーツなど、守備範囲は広い。これまで運転した中で最高のクルマは、1990年式のローバー・ミニ・クーパーRSP。何よりも音が最高。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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