2026年欧州版 最も注目すべきステーションワゴン 10選 乗り心地が良く荷物もたっぷり積める万能車

公開 : 2026.04.19 11:45

デザイン、走行性能、実用性など、さまざまな観点からAUTOCAR UK編集部イチオシの「欧州ステーションワゴン」を10台紹介します。スタイリッシュなボディに荷物をたっぷり積めて、運転も楽しめる万能車です。

根強い人気を誇る定番の実用車

近年の新車販売のデータをざっと見るだけでも、SUVの人気がまったく衰える気配がないことがわかる。英国では、2025年に販売された新車の約3分の2はSUVだった。

それでもなお、昔ながらのファミリーカーであるステーションワゴンの人気も根強い。エステート、ツアラー、シューティングブレークなど、さまざまな呼び名があるが、SUVと同等の汎用性と実用性を備えているため、英国では依然として強い存在感を示している。

AUTOCAR UK編集部イチオシの「欧州ステーションワゴン」を10台紹介する。
AUTOCAR UK編集部イチオシの「欧州ステーションワゴン」を10台紹介する。

実際、大型車並みの積載能力を持ち、かつ室内空間でもそれに匹敵するクルマを求めるなら、ステーションワゴンが最適な選択肢だ。車高の高いSUVと比べて、運転の楽しさにおいても優れていると言える。

ステーションワゴンの選択肢は多様だ。「これさえあれば十分」というシンプルで低燃費のディーゼル車もあれば、優れた乗り心地を誇る豪華なシューティングブレークもある。さらに、スーパーカーに匹敵する性能とハンドリングを備えた高性能モデルも選ぶことができる。

AUTOCAR UK編集部は、現時点ではスコダ・スパーブ・エステートというモデルが最高の1台だと考えている。試乗記では、広々としたトランク、多彩なパワートレインラインナップ、そして心地よい走りを高く評価している。しかし、検討に値するモデルは他にも数多く存在する。本特集では、現在英国で販売されているステーションワゴンの中から、ベスト10をリストアップした。

1. スコダ・スパーブ・エステート

デザイン:10点 インテリア:10点 パフォーマンス:8点 乗り心地&ハンドリング:9点 コスト:9点
長所:ガソリン、ディーゼル、ハイブリッドの絶妙なパワートレインが揃っている 心地よいインテリアと使い勝手の良さ
短所:低速時の乗り心地がやや硬め デュアルクラッチトランスミッションの動作が時折ぎこちない インテリアの質感はまちまち
最大の特徴:日常使いに適した汎用性

チェコの自動車メーカーで、フォルクスワーゲン・グループ傘下のスコダが販売するスパーブは、伝統的なスタイルの大型ステーションワゴンだ。同グループの部品と技術を活用し、魅力的で親しみやすく、実用性の高いクルマに仕上げている。

1. スコダ・スパーブ・エステート
1. スコダ・スパーブ・エステート

「スコダは、極めて実用的なクルマを生み出し、現在のライバル車の中でも類を見ないほどステーションワゴンの魅力を示している」
――イリヤ・バプラート(UK記者)

4代目となる現行型スパーブは、先代モデルと同様に実用性、汎用性、快適性、使いやすさを重視しつつ、室内空間がさらに広がり、エンジンの燃費性能も向上している。

フォルクスワーゲン・パサートと同じMQBエボ・プラットフォームを採用しているため、トランク容量は690L(60/40分割の後部座席を倒せば1920L)と、パサートと同等だ。プラグインハイブリッド(PHEV)モデルでは、トランク床下に巨大な25.7kWhのバッテリーが搭載されているため、トランク容量は510Lに減少する。

しかし、PHEVとしての性能には文句のつけようがない。135kmという印象的な電気走行距離を実現しているからだ。PHEVやマイルドハイブリッド付き1.5Lガソリンエンジンもいいが、ディーゼルエンジンは静粛性が高く、力強く、優れた燃費性能を発揮する。

スパーブは特にスポーティでも、極めて快適というわけでもないが、その両方の要素を巧みにバランスさせている。長いボディはしっかりと制御されており、コーナーでサスペンションに荷重がかかるとステアリングに重みが増すため、路上追従性に対して十分な自信が持てる。

記事に関わった人々

  • 執筆

    サム・フィリップス

    Sam Phillips

    役職:常勤ライター
    AUTOCARに加わる以前は、クルマからボート、さらにはトラックまで、EVのあらゆる側面をカバーする姉妹誌で働いていた。現在はAUTOCARのライターとして、トップ10ランキングや定番コンテンツの更新、試乗記や中古車レビューの執筆を担当している。最新の電動モビリティ、クラシックカー、モータースポーツなど、守備範囲は広い。これまで運転した中で最高のクルマは、1990年式のローバー・ミニ・クーパーRSP。何よりも音が最高。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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