ヘビーなセダンだが、パフォーマンスのアシを引っ張らなかった点は良かったにせよ、やはりハンドリングの良さに価値を置く本テストでは他の軽量モデルに水をあけられてしまったのだ。

これと対極にあるのは、ロータス・エヴォーラ400の方だ。ロータスが主張するとおりエヴォーラの4分の3を改めたことが乗った瞬間からわかった。

もしかすると、エヴォーラの3分の1の値段であるMX-5(日本名：ロードスター)と同じ6位という結果をもっとも聞きたくないのはロータスかもしれないが。

コメントは、さほど悪いものではなかった。ニック・カケットは「実用性にストレスは感じない」とコメント。マット・プライヤーは「ミドの好例」としている。

この順位にとどまってしまったのは、過去のロータスへの思いを引きずっているからかもしれない。

褒められるが愛せない。マット・ソーンダースは「できるかぎり高い順位にしたかったんだけれど……」と困惑顔であった。