■経済性とランニング・コスト

“ポルシェは手放す場合の値段が残りやすい一方、4Cも大きなハンデを背負っていない” ― ニック・カケット(ロードテスター)

向き合わなければならない大きな課題がある。それは ‘価格’ である。限定生産という点と、高価なカーボンファイバー構造をとることで、価格の正当性はあると感じている。

ただ、価格の正当性は、ほかのライバルと比べてから、はじめてわかることもある。

ここで残念なのは、ライバルとして挙げられるクルマがロータス・エリーゼのハイエンド・モデルであるだけでなく、‘あの’ ポルシェ・ボクスター・スパイダーまで関わってくる点だ

この場合、14km/ℓを超える燃料消費率が4Cに追い風をもたらすだろう。また ‘吊るし’ の状態で買っても、ポルシェと違い、最低限の装備は整っている。

AUTOCARが4Cを買うとすれば、手放すときのアドバンテージまで考慮して、レザー・バケット・シートと特別カラーは選んでおくだろう。