フォードS-マックスだって、さすがにスポーツカーとは言いがたいものの、トゥーランに比べると、エンターテイメント性に恵まれていると改めて感じる。

ただ、トゥーランを購入する向きにとっては、高い速度域のマナーよりもインテリアの方が重要に違いない。

エクステリア同様、インテリアにもR-ラインらしさは散りばめられており、たとえばステンレス製のペダルや シート上の ‘R-Line’ のエンボス加工、ボトム部分がフラットになったステアリング・ホイールが特徴である。

スポーティになっている一方で、ユーザビリティの犠牲がまったく払われていないのがいい。1、2列目のパッセンジャーはたっぷりとしたスペースを探すことができるし、特に2列目はスライドさえできる。

3列目(最後列)も窮屈で押しつぶされそう、といったことは避けられている。もっとスペースが必要ならば。同門のシャランを買うという手もあるではないか。

また7座のうち5座がIsofixにも対応している。キャビンのいたるところに小物入れも確保されているし、タッチスクリーン・インフォテインメント・システムはDABラジオ／ブルートゥース／ナビにも対応済みだ。