ヒュンダイi20ターボ・エディション

公開 : 2016.10.20 05:30  更新 : 2021.03.05 21:38

ハンドリングに関してもトップ・クラスとはいえない。ステアリングの重みは程よいのだが、フロント・エンドがどのような状態にあるのかを計り知ることがむずかしい。特にすばしっこいともいえない。

それよりも、クルーズ・コントロールやブルートゥース、DABラジオが標準であることのほうを評価すべきだろう。もし同程度の装備をライバルの組みあわせるとすれば、1.0ℓエコブーストを搭載したフォードフィエスタは+£3,000(38万円)程度掛かる。

エルゴノミクスも標準のi20と変わらない。が、元がよかったため、こちらは問題ではない。室内はこのクラスのなかで最も広く、足元と頭上も身長が高い大人でも苦痛に感じることはないはずだ。

■「買い」か?

ドライブして、笑顔になりたいと思わないのであれば「買い」。装備は充実しているし、実用性も十分に高い。耐久性にも優れている。経済性も問題ない(テストでは20.5km/ℓを記録した)。

■日本版編集部の見立て

端的に言えば、パワートレインに魅力を感じない極めて普通のクルマということだ。価格対装備のコスト・バリューを望むのであれば止めはしないが……というところだろう。


ヒュンダイi20ターボ・エディション

価格 £12,975(165万円)
全長×全幅×全高 4035×1734×1474mm
最高速度 187km/h
0-100km/h加速 10.7秒
燃費 25.6km/ℓ
CO2排出量 104g/km
乾燥重量 NA
エンジン 直列3気筒998ccターボ・ガソリン
最高出力 100ps/4500rpm
最大トルク 17.6kg-m/1500-4000rpm
ギアボックス 5速マニュアル


▶ 海外ニュース / フォード・フィエスタとフォーカスにST-ラインを設定

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