およそのライバルはフォルクスワーゲン・ティグアン。走りはいいのだが、多くのユーザーが求める細かいところを考え直すべきだ。

■どんなクルマ?

以前、われわれが海外で試乗したフォード・クーガ1.5エコブースト(ガソリン)のフェイスリフト版。

英国での初試乗だが、英国にフィットしているクルマだなぁと、つくづく思う。

今回の対象は、ディーゼル・エンジン車のトップ・グレードで、181psを発揮する。AWDのみの設定だが、ギアボックスは6速マニュアルか6速デュアル・クラッチATを選択できる。

経済性に関しては、CO2排出量は134g/km、燃費19.2km/ℓを示す。

試乗車はスポーツ仕様のST-ラインだ。車高を下げたスポーツ・サスペンション、フロント・グリルやウインドー周り、ルーフレールがクローム・メッキから黒塗装に変更になっている。

ダークな色合いの18インチ・アルミ・ホイール(マシニング仕上げ)も装備している。内装では、スポーツ・シート、ステアリング・ホイール、シフトノブ、アルミ製ペダルが精悍さを増している。