トヨタ・カムリ 北米高評価、日本も? フルTNGAで2017年「セダン復権」か 

公開 : 2017.07.22 17:10  更新 : 2021.01.28 17:43

■「買い」か?

「改善マインドは得意だけれど、エモーショナルな部分は得意ではない」トヨタが、「数値だけではなく官能の域にまでたどり着いた」と勝又CEが自信たっぷりに語った新型カムリ。トヨタはこの10代目カムリの発売に当たって、国内向けには「セダンの復権」を掲げてる。

「若いジェネレーションはセダンというボディ形式に対する意識がない。セダンを再認識してほしい、というのがわれわれのマインド」だと勝又CEは訴えた。

セダンの美点は基本的に、万能、どんな場面でも使えるということにある。近所のお出かけから長距離の旅行、冠婚葬祭からレジャーまで、なんでもこなせるというのがセダンなのだ。

とは言え、いまの日本を考えてみると、結婚式とかお葬式だってやる人とやらない人がいるわけだし、お葬式は当面増える一方だけれど、結婚式は減る一方で、海や冬山に行くならSUVだろうし、行かなくてもSUVなわけで、そうなると一体だれが買うのか?

あ、私がたずねるのではなくて、答えねばならないのだった。いま風のライフスタイルはさておき、買いか?

関連テーマ

おすすめ記事

 
最新試乗記

トヨタの人気画像