日産リーフ新型 プロトタイプ試乗記 「運転がグッと楽しい」と評価

公開 : 2017.09.07 18:15

「IDSコンセプト」ゆずりのデザイン

プラットフォームは初代の進化版で、フロアにマウントされるバッテリーの寸法は従来と変わらないが、容量は40kWhまで高められている。

前輪を駆動するモーターの最高出力は150psと、先代より41ps向上。0-100km/hはおよそ8秒で、旧型の最速11.5秒と比較すると、その走りの性格がどれほど劇的に変わったかがうかがい知れるだろう。

デザインもまた、大きなステップを刻んだ。デザイン部門を統括するアルフォンソ・アルベイザは、日本での先行公開の場で、旧型のデザインが「大半のひとびとに支持されず、販売面に貢献はできませんでした」と認めている。

厚木のテクニカル・センターで描かれた新型のデザインが、より多くのユーザーにアピールすることは確実視される。これは2015年の東京モーターショーに出展され、新型マーチにも影響を与えている「IDSコンセプト」との濃密な関連性が見て取れる。

このスリークなエクステリアが、車体の周りの空気の流れにも好影響を与えることは必至。35mm長く20mmワイドなボディは、日産の発表によれば、先代と同じCd=0.28を達成。新型は10mm低く、ボディサイド下部には気流の溝をコントロールする溝が設けられ、効率的には向上している。

デザインのクリーンアップは根気よく行われ、エアロダイナミクスは直線走行時だけでなく、コーナリング時の気流変化まで考慮されているという。

室内を見てみよう。

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