ホテルの予約を忘れても… キャンピングカー旅はいかが?

公開 : 2017.10.08 08:10

豪華な部屋と収納式テント

その誕生以来、ほぼすべての間、クルマはひとびとにとって脱出の道具だった。苦しい労働やつまらない日常から、恋人の腕の中や夢に見た休日の目的地へと向かう脱出の手段だ。エンジンがクルマとその乗員、そして荷物を運ぶに十分な力を発揮するようになると、カタツムリよろしくここに小さな家を組み込み、そこに住み着こうという考えが生まれるまでに長くはかからなかった。

最初の例は1910年、ピアス・アローのツーリング・ランドウ。つまりモーターホームやキャンピングカーの歴史は1世紀を超え、冒険旅行のテント代わりとなってきた。

キャンピングカーは何十年にもわたり改良が重ねられ、その最新版の1台が、十分なアコモデーションを備えたメルセデスのマルコ・ポーロである。テントもまた改善され、ミニのグラスファイバー製ボックスはルーフの上にふたり分の宿泊スペースを確保できる。£2,762(41万円)と決して安くはないが、その中には長方形の囲いとマットレスが収納されている。当然ながら、これに車輛価格が加わるわけだが、今回持ち出した最上級グレードのクーパーSオール4との組み合わせでも£39,372(579万円)で、マルコ・ポーロよりは安い。

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