セアト、過去最高の業績に 若きCEOの1日に密着 見据える未来とは

公開 : 2017.12.02 18:10  更新 : 2017.12.14 12:35

決断は、意外にも直感だった

そのころ、フォルクスワーゲンは30億ポンド(4460億円)をセアトに投資する予定だと発表した。悪い話であるはずがない。この投資には4つのニュー・モデル(レオンとアテカの新型、新モデルのイビザとアローナ)が含まれていた。セアト始まって以来、最大の新車攻勢だ。

「わたしのような立場なら、仕事を変わる場合、理性的な判断をするとお思いかもしれませんが、わたしは直観的に本能で決めたんですよ」とデ・メオは言う。

「もうすでに、セアトにはユルゲンが築き上げた立派な基礎がありました。でも、いま必要とされているのはビジネスを磨き上げることで、それには少しばかり自信がありました。セアトに何が必要かを理解することは比較的簡単です。また、組織を動かしている80〜90人を理解するのもそんなに難しくありませんね」

「難しいのは、セアトが自動車の大衆化に貢献した1950年代、60年代の状態にセアトを戻すことなんです。あと、輸出市場での状況を好転させることですね」

9:45 AM 適切かつ極めて重要な貢献

営業のグローバル・ヘッドであるスーザン・フランツが到着する。11月中旬にバルセロナで開催されるスマート・シティ・エキスポ・ワールド・コングレスにセアトはどのように貢献するか、詳細を一通り説明してくれる。

最近、バルセロナは自身を技術のハブとして効果的に位置付けている。そして、1万5000人の雇用を生み出しているセアトの貢献は、適切かつ極めて重要である。

セアトにはクルマのコネクティビティを先導しているという別の側面もある。既にセアトは、欧州でのスマートフォンのシームレスな接続性に関して先頭に立っており、まもなくいくつかのモデルでアマゾン・アレクサの音声アシスタント機能が使えるようになる。良し悪しを検討しているところだ。

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