日産マイクラ 英仕様に1.0ℓ直3自然吸気 価格さげるが力不足 試乗記

公開 : 2018.01.10 11:10  更新 : 2021.03.19 11:28

日産マイクラの試乗記です。1世代前には「マーチ」の名で日本にもあったのですけれど。どうやら英国では1.0ℓ3気筒の自然吸気版がくわわったようです。評価は……あまりよくありません。

もくじ

どんなクルマ?
1.0ℓNA 最安価モデルくわわる

どんな感じ?
パワー不足が露呈 中速に向く

「買い」か?
価格優先 性能を気にしなければ

スペック
日産マイクラ1.0 71PSのスペック

どんなクルマ?

1.0ℓNA 最安価モデルくわわる

自動車メーカーがボトムレンジのモデルを海外で先行発売することはあまりないが、日産マイクラがその栄に浴したのはまだ記憶に新しい。

今回のクルマのエンジンは、71psを発生する新型の1.0ℓガソリン・エンジンだ。既存の0.9ℓガソリンと1.5ℓディーゼルエンジン(ともに90ps)への追加となるが、自動車産業のトレンドに抗して、コスト削減のためターボチャージャーは省かれている。

これはマイクラにとって重要なモデル追加だ。競争し烈なスーパーミニ・セグメントにおいては、どんな些細なことでも重要である。

ターボエンジンの代わりに自然吸気エンジンを選択することで、価格は1000ポンド弱(15万円)さがる。このレベルのクルマではかなりの金額である。

低価格モデルを発売することは、マイクラの抱える重要な問題への回答でもある。今までは、フォードフィエスタとわれわれのクラス・リーダーであるセアト・イビザよりも最低価格が高かったのだ。

スタート価格が1万1995ポンド(184万円)であるこの新モデルは、これらライバル車の最もシンプルなモデルよりも安いだけでなく、このクラスで最も安いクルマだと日産は主張している。

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