日本開催「BHオークション 東京オートサロン・オークション」
最終更新日:2018.01.14
日本で新たな一歩を踏み出した「BHオークション」による東京オートサロン・オークションの結果を解析してみましょう。
■もくじ
どんなオークション?
ー「BHオークション 東京オートサロン・オークション」とは
ーポイント1 日本のオークションハウス「BHオークション」が開催
どんな車両が出品?
ーポイント2 各ジャンルを代表 16台を用意
ーポイント3 トヨタ2000GTが登場
ーポイント4 スーパーカーは2台のみ
ーポイント5 落札率 86.7%と好調
流札? 落札? リザルト一覧
ー「東京オートサロン・オークション」リザルト一覧

どんなオークション?
「BHオークション 東京オートサロン・オークション」とは
●2018.01.12 「BHオークション 東京オートサロン・オークション」
世界的な自動車メーカーが多数ある日本のクルマ界だが、コレクターズカー・オークションは皆無だった。そのような中で日本の価値観で開かれたのがBHオークション 東京オートサロン・オークションだ。
ポイント1 日本のオークションハウス「BHオークション」が開催
世界的クルマ製造大国である日本だが、コレクターズカーの世界は昔ながらのショップによる取引が一般的で、欧米のようなコレクターズカー・オークションは存在しなかった。その昔バブル真っただ中の時期に三菱商事による東京オークションが開かれたが、海外のオークションハウスの企画に乗っただけのもので、日本のコレクターも育っていなかったこともあり成功とはいえない結果に終わっている。
以来現在に至るまで日本でコレクターズカー・オークションが開かれていなかったが、昨年の東京オートサロンで新たに設立された日本のオークションハウスであるBHオークションが挙行を表明し、1年を経ていよいよ開催されることになった。記念すべき1回目は2018年の東京オートサロン内で行われ、「より日本らしい価値観を創出し、それを日本のみならず世界に発信する」をテーマにするとBHオークション武井代表から発表された。
ポイント2 各ジャンルを代表 16台を用意
今回は東京オートサロン内でイベントホールを使って行われることから、スペースの関係もあり16台が用意された。その内容は初回ということもあり、各ジャンルの選りすぐりのクルマたちが集められた。ジャンルを簡単に説明するとオークションの方向性を示すように国産旧車を核に、スーパーカー、チューニングカー、レーシング・マシンの4本柱で展開された。

ここでの白眉たる存在は1990年の世界スポーツプロトタイプカー選手権(WSPC)を闘い、現在行われているヒストリックカー・レースのひとつであるグループCレーシングで幾多の勝利を勝ち取っているニッサンR90CPだ。まず流通しない希少なワークスカーで即レース可能な完璧といえるコンディションに保たれていることもあり予想落札額は1億4800~1億9800万円とアナウンスされていた。このほかホンダのスペシャリストであるスプーンが製作したNSXとS2000も用意された。
ポイント3 トヨタ2000GTが登場

国産旧車ではトヨタ2000GTが注目を集めていた。トヨタ2000GTは海外オークションにおいて1億円以上で落札されたことから、日本でも再評価されることになった1台だ。今回出品されたのは約2年をかけて完璧なレストレーションが施され、手に入れてすぐ楽しめることもあり予想落札額は6500~8800万円だった。このほか人気のハコスカ4ドアGT-R、フェアレディ2000、トヨタ・スポーツ800、そしてホンダS800クーペが用意された。
変わったところでは北米日産が純正パーツを集めて240Zをレストアしたダットサン240Z ヴィンテージZが注目。1996年にオーナーが2台色違いで輸入し未登録のままガレージに眠っていたいわゆる「バーンファインド」で、長年積もった埃まみれの姿で会場に運ばれた。
当レポートをスライドショー形式でご覧になりたい方は、記事下のリンク、「すべての画像をみる」をご利用ください。
画像ギャラリー
- 2025.12.27 【起源は117年前のガソリン自動車遠乗会】最古でサイコー!なクラブが主催する伝承イベント『谷保天満宮旧車祭』開催!
- 2025.12.27 あのスバル軽自動車も 史上最も希少な量産モデル 21選(後編) ジープからフォルクスワーゲンまでメーカー別
- 2025.12.27 史上最も希少な量産モデル 21選(前編) アルファ・ロメオからハマーまでメーカー別 二桁生産ランボルギーニも
- 2025.12.27 【まずは初代NSXから】新サービス『ホンダ・ヘリテージ・ワークス』2026年4月開始!復刻部品グローバル供給&日本ではレストアも提供
- 2025.12.27 【日米貿易改善に貢献】米国生産のトヨタ車、2026年から日本導入を検討!候補はカムリ、ハイランダー、タンドラ
- 2025.12.27 【EVインスターを寄贈】ヒョンデが千葉県木更津市・君津市とEVを活用した防災協定締結 地域との連携を拡大
- 2025.12.26 4気筒も侮れない ポルシェ718ボクスター/ケイマン UK中古車ガイド 今なら現実的なご予算で
- 2025.12.26 「真のスーパーカー」として成熟したマクラーレン・アルトゥーラ 敬意を深める刺激的な出来事 英国記者の視点
- 2025.12.26 まるで1980年代前半?悩ましき冬用ホイール選び【連載:遠藤イヅルのB11型日産サニーカリフォルニア再生&快適化計画 #6】
- 2025.12.26 プジョーに流れる時間は、想像をはるかに超える速さ!CEOの声やコンセプトから占う近未来【スーパーカー超王が斬る】
- 2025.12.26 【150台限定】ジープ・ラングラー『スノー・トレース』発売!アンリミテッド・サハラがベースの日本オリジナルモデル
- 2025.12.26 【テーマは走りへの情熱】ホンダ、東京オートサロン2026出展概要発表!シビック・タイプRとプレリュードHRCコンセプトカー初公開
- 2025.12.26 【テーマは冒険!】スズキ、東京オートサロン2026出展概要発表 『モンハン』コラボのシムニー・ノマドも展示
- 2025.12.25 ジャガー「タイプ00」市販版プロトへ初試乗 外界との隔離性に唸る 3モーターで1000馬力
- 2025.12.25 【集大成の限定130台】メルセデスAMG CLA45 S クーペ/シューティングブレークに『ファイナルエディション』登場
- 2025.12.25 【2026年からワークス参戦も】ディフェンダーがダカール・ラリー公式車両として大会運営で活躍
- 2025.12.25 往復約550kmのロングドライブでわかったこと【帰ってきたヒョンデ・アイオニック5長期レポート #3】
- 2025.12.25 【新型ルークスで挑戦】日産が真剣に研究する『酔いにくいクルマ』とは?4つの角度から影響因子を抑え込む!
- 2025.12.25 【サプライズあり?】スバルが東京オートサロン出展概要発表!『パフォーマンス』重視の特別仕様&最新レーシングカー登場
- 2025.12.25 【GTI50周年】フォルクスワーゲンが東京オートサロン2026出展概要を発表 『ID. GTIコンセプト』日本初披露
おすすめ
『趣味性』と『実用性』の絶妙な均衡 ジープ・コマンダー
2025.11.14
【輸入車ナンバー1燃費を継続】新型ルノー・ルーテシアは、フルハイブリッドでもスポーティさと快適性を高次元で両立!
2025.10.03
【3つのグレードが意味するもの】用途に合わせた選択が生みだす、極上のジープ・ラングラー生活!
2025.09.30
【史上最多5年連続認定】マセラティ マエストロ 2025受賞者を訪ねて高松へ
2025.09.30
プレミアムSUVの開祖にして唯一無二の存在 レンジローバーSVに宿るビスポークの精神
2025.09.24
永遠に廃れない設計思想 レンジローバーが55年の歴史で変わらず受け継いできたこと
2025.09.19





















