マツダ、改良型アテンザ(セダン/ワゴン) 2.5ℓ車に気筒休止 写真27枚

2018.05.24

マツダ・アテンザの大幅改良モデルが、日本発売されます。実車画像27枚でご紹介しましょう。スタイリング、内装、シャシー、安全装備をアップデート。2.5ℓガソリン車には、気筒休止がつきました。

もくじ

オリエンタルブラウンという挑戦
SKYACTIV-ビークル・アーキテクチャーの走り
気筒休止にも “マツダらしさ”

オリエンタルブラウンという挑戦

マツダのフラッグシップ、「マツダ・アテンザ」が大幅改良を受けて、セダン/ワゴンともに6月21日から発売、受注は本日より開始される。

改良のポイントとして、

1. リファインされたデザイン
2. 次世代の思想にアップデートされたシャシー
3. 気筒休止テクノロジーの搭載(2.5ℓガソリン)
4. 夜間歩行者検知機能付きアドバンストSCBSの採用

という4点をお伝えしたい。

最高峰モデルとしての質感

メーカー各社のフラッグシップモデルの中でも、スポーティという遺伝子を強く感じさせるアテンザ。改良型はクルマを前後に貫く軸の強さを表現することで、従来型よりも風格・上質さを高めた。

フロントグリルは、これまでのバータイプから変更し、ドットを組みわせた新デザインとしたのが特徴。グリルの中心を境にして、左側と右側のドットには異なる角度がついている。これが改良型の横顔に立体感を与えているのが分かるだろうか?

ヘッドランプは、線で表現する発光体を採用して精悍さを演出。セダンのリアパネルは水平基調のホリゾンタルな造形にしたことで気品が増した。

オリエンタルブラウン 北米でも評価

インテリアは、大胆に明と暗を分ける手法を取った。

なかでも上位機種のLパッケージでは、神社建築に使われる木材をイメージした「オリエンタルブラウン」という内装色が印象に残る。

赤みを省いたブラウンと言うのだろうか。オリエンタルブラウンの本杢(ほんもく)パネルに囲まれた車内は、森林にひっそりと佇む神社のような静けさが漂う。日本人だけが持つ原体験の世界観かと思ったら、「北米のショーでも理解が得られ評判が良かった」というから驚いた。

ウルトラスエード・ヌーを用いたインパネ、ナッパレザーのシートとも調和が取れている。改良型のLパッケージは、SUV全盛の時代にあってセダンにしか表現できない美意識を作り上げたと思う。
 

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