マツダ、改良型アテンザ(セダン/ワゴン) 2.5ℓ車に気筒休止 写真27枚

2018.05.24

気筒休止にも “マツダらしさ”


エンジンのトピックは、なんといっても気筒休止の導入だ。従来通り、2.0ℓガソリン/2.5ℓガソリン、2.2ℓディーゼルという3構成を維持。


その中の2.5ℓガソリンには低負荷時に2気筒を休止するテクノロジーを採用した。休止運転領域の最大化のために耐ノック性を高め2気筒の最大トルクを向上。休止の可否については、

A: 気筒休止時間を予測
B: 燃費効果を算出

という段階を踏み、AとBをもとに2気筒運転への切替えを許可する方式だ。冬と夏の外気温差にも依存するそうで、その判断は20ミリ秒毎、サンプリングは5ミリ秒毎に実施。切替えもトルク変動が生じないように燃調系を制御。むやみに2気筒運転を優先するモードなんてものを設けないところが、いかにもマツダらしい。

ガソリン2機種はいずれも燃費向上、トルクアップ、クリーン化を成し遂げ、ディーゼルは出力15ps/トルク3.1kg-mアップを果たしている。各ユニットのWLTCモード燃費は下記の通りだ。

2.0ℓガソリン車:15.0km/ℓ
2.5ℓガソリン車:14.2km/ℓ
2.2ℓディーゼル車:17.0~19.6km/ℓ

夜間歩行者検知機能/20分割LED

安全装備については、
・アドバンストSCBSの夜間歩行者検知機能を追加
・アダプティブLEDヘッドライトのLEDブロックを20分割化
・360°ビューモニターの新設
・レーダークルコン追従対応が停車状態まで拡大
という大きなアップデートが適用された。


改良型アテンザの価格は、下記の通り。

2.0ℓガソリン車:282万9600円~295万9200円
2.5ℓガソリン車:354万2400円
2.2ℓディーゼル車:324万円~419万400円

もしも、走りが緻密でスポーティ、見た目も内装もラグジュアリーというアテンザが登場したのなら、このクラスの勢力図を変えるだけの力量があるはずだ。試乗できる日が待ち遠しい。

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