ルノー・メガーヌR.S.トロフィー300  ニュルFF最速を狙う 10月発表へ

公開 : 2018.06.22 19:30  更新 : 2021.03.05 21:34

シビック・タイプRの記録更新を狙う

ラッティは、メガーヌR.S.にとってラップタイムよりも運転の楽しさの方が重要であるとしていた。ただし、「R.S.トロフィーの計画は非常に魅力的だと考えています」とも語る。

「レギュレーションの範囲内で、このクルマをさらに速くできるのであれば、レコードの更新を試してみたいと考えています」

ルノー・スポールがメガーヌに与えたデザイン面での変更は、ライバルのシビックなどと比べると限定的だ。トロフィーではより筋肉質なルックスが与えられるかもしれないが、テストカーを見る限りでは識別点はボンネット上のベントくらいであった。

しかし、もしこのクルマでニュルブルクリンクの記録更新を狙うのであれば、空力性能の改善は必要だろう。シビック・タイプRは大型リアウィングにより30kgのダウンフォースを得ているのだ。メガーヌR.S.がラップタイムを更新するのであれば、最低でもフロントスポイラーやリアディフューザーの効果を高めるべきだろう。

メガーヌR.S.のパフォーマンス追求はトロフィーに止まらず、その後にはトロフィーRも用意される。このモデルはリアシートを取り除き、フロントにはバケットシートが装着されるだろう。遮音材も減らされ、ステリングにはアルカンターラが使用されると見られている。

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