カーレビュー

2018.05.19

レアかウェルダンか シビック・タイプR vs セアト・レオン・クプラR

ホンダ・シビック・タイプR/セアト・レオン・クプラR

編集部より

シビック・タイプRとレオン・クプラRのツインテストです。クプラは今後セアトのパフォーマンス・サブブランドとなるため、今回のレオンがセアト・ブランドで最後にクプラを名乗るモデルとなります。ベスト・ホットハッチの座を争う戦いに、どのような判断が下されるのでしょうか?

もくじ

いつでも買えるタイプR 24台限定のクプラR
争うのは満足感 タイプRのスタイリングには議論も
驚くべきコーナリング性能 素晴らしいステアリング
クプラRに足りないもの タイプRの一体感
結論はシンプル
番外編:新生クプラについて

いつでも買えるタイプR 24台限定のクプラR

いかなる結論が出ようと、いわゆるホットハッチとしては、現行シビック・タイプRが最高のモデルだ。近所のディーラーで購入でき、これほど深く機械との繋がり感じつつ、驚くべきペースで走れるモデルなど他にはない。

事実、選ばれしAUTOCAR英国版ロードテスターたちが星4.5に留めた唯一の理由は、星5つのモデルに比べて、少しコテコテしすぎるように感じたからということだけだった。喧騒はさったが、議論は終わらない。

おわかりだと思うが、われわれはこの原稿に編集部の命運をかけている訳でもなければ、はじめから判定を諦めたわけでもない。それでも、この2台ではホンダだけが実際に購入することができるモデルであり、優れたホットハッチには気前よく金を払うことで有名なこの国に、799台のみが生産されるセアトのうち、何故わずか24台しか割り当てがないのか、その理由は謎だ。

しかし、この溶岩のように熱いセアト・レオン・クプラRの右ハンドル仕様はその受注を開始しており、今回そのうちの1台を、この興味深くも机上の空論でしかないツインテストに借り出すことができた。

机上の空論? もし、この3万4995ポンド(531万円)のプライスタグを掲げたニューカマーが、高く評価されているライバルを叩きのめしたとしたら、それは驚きと歓迎をもって迎えられるだろうが、それでもこのクルマを手に入れることはできないからだ。そして興味深いのは、このクルマが、「クプラ」がメルセデス-AMGのように独立したパフォーマンスブランドになる前の、クプラを名乗る最後のモデルだからである。

だからこそ、このクルマのシビックに対する強みと弱み、目指しているものや、われわれにとっての最重要事項である、楽しめるモデルかどうかといったことは、ホットハッチの購入を真剣に検討しているすべてのドライバーにとって重大な関心事だろう。

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