動画 アウディR8 vs ドゥカティ・パニガーレV4 ドラッグレースで対決 

公開 : 2018.06.24 10:10

フロントリフトとの闘い 主導権は誰の手に?

最初の計測区間に先に到達するのはパニガーレだ。97km/hまでの加速時間は、ドゥカティの3.28秒に対してアウディは3.43秒であり、161km/hの時点でもパニガーレが先行するのは変わらない(6.30秒と7.72秒)。

その後、R8が順調に速度を上げていく一方、パニガーレは依然としてフロントリフトとの格闘を続けている。ほんの一瞬、まだラジオ4を聴きながら、パニガーレとの差が僅かずつだが縮まるか、少なくとも離されてはいないと思うかも知れない。

でも、実際はそうではない。161km/h以上に加速するまでかかったが、この時点でパニガーレのフロントタイヤのリフトは収まり、どのギアも思いのままに選択できるようになっている。1/4マイル(400m)の時点で、パニガーレは228.61km/hまで10.84秒で到達していたのに対して、R8の速度は203.74km/hで、11.55秒を要している。1/2マイル(800m)では、それが16.46秒で264.25km/hと、18.30秒で242.08km/hになる。

そして、バイクメーカーにとっての最高速度の自主規制値であり、本来は加速が頭打ちになるはずの300km/hに到達してもなお、パニガーレの勢いが衰えることはなかった。

いまのところ、このゲームの主導権は、依然として警官とふたつのタイヤをもつ乗り物が握っている。

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