90年代生まれ、いま手に入れるべきあのクルマ 定番から意外な選択まで その3

公開 : 2018.10.20 11:40  更新 : 2021.02.17 17:44

フォード・フォーカス(初代)

1997年-2004年 価格:1000ポンド(15万円)


まさに最高の1台だ。フォードの走りを再定義したモデルであり、恐らく、欧州フォードから後輪駆動モデルが姿を消して以来、本当に運転を楽しむことのできる、初めてのファミリーモデルだった。

リチャード・パリー・ジョーンズが車体設計をまとめ上げ、「ニューエッジ」スタイリングをまとって登場したフォーカスによって、フォードのラインナップは完全に活気を取り戻すことができた。フォーカス以降に登場したフィエスタやモンデオといったモデルや、これらの派生車種も含め、ほとんどすべてが運転すればクラス最高の仕上がりを見せている。

その先駆けとなったのがフォーカスであり、フォードのエンジニアと顧客にドライビングダイナミクスの重要さを教えたのだ。こうしたひとびともフォードを運転が楽しいモデルだと感じる理由に気付いていないかも知れないが、その運転フィールに魅了されている。だが、フォーカスのホットモデルに乗るオーナーたちはその理由に気付いているだろう。

もし忘れられていたとしてもST170は優れたモデルであり、いまではこのモデルとRSがわれわれの注目の的だ。さらに、RSは真に特別な存在であり、高価なモデルとは言え、現代ではあり得ないような方法で作り出されていた。

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