90年代生まれ、いま手に入れるべきあのクルマ 定番から意外な選択まで その8

公開 : 2018.10.21 16:10  更新 : 2021.03.05 21:42

番外編1:共通の課題


1990年代に生まれたモデルにとって最大の敵は錆だろう。「90年代とは、適切な防錆処理が行われるようになる前の最後の時代です」とポール・カウランドは話している。ボンネット、トランク内張の下、さらにはウインドスクリーン廻りのチェックが必要だ。

メンテナンス

「クラシックモデルの中にはいま非常に安く手に入れることが出来るものもありますが、概してそうした車両は本来必要とされるメンテナンスなどが行われていないものです」とカウランドはいう。「そのことを肝に銘じて、出来るだけ、もっとも状態の良い、来歴のしっかりとした個体を手に入れるべきです」

タイミングベルト


さらに、1990年代はタイミングベルトが一般的な時代だったことも覚えておいた方がいいだろう。購入しようとする車両の適切な交換時期を把握するとともに、次の交換タイミングも頭に入れておく必要がある。ベルト破損は重大なトラブルを引き起こす。

燃料噴射装置


1990年代初頭、燃料噴射装置のトラブルは珍しくもなかった。インジェクターの交換には費用が掛かり、他の不具合の場合には原因の特定に時間を要するだろう。

ギアボックス


同様に、1990年代のギアボックスは現代とは別物だということを認識しておく必要がある。例えマニュアルギアボックスでも不具合を抱えたモデルもあり、オートマティックの場合には、少なくとも最低限のメンテナンスとしてATF交換は必要となるだろう。

関連テーマ

おすすめ記事

 

シトロエンの人気画像